ほけんのホント金融リテラシーが低い人の特徴とは?高めるメリットや方法についても解説!

公開日:2020-03-26 (更新日:2020-03-30)

【掛け捨て保険が損した気になっているあなたへ】シリーズ Vol.6

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日本の学校教育では、お金に関する教育があまり行われていないため、金融リテラシーお金に関する知識)の低い人が多いと言われています。しかし、金融リテラシーが低いままでは、お金のやりくりに困ったり、意味なく負債が膨らんでしまったりするなど、日常生活に大きな支障が生じかねません。
 

より豊かな生活を送るためには、自分自身の金融リテラシーを認識し、低い場合は積極的に高めていく必要があります。
 

そこで今回は、金融リテラシーが低い人の特徴に加えて、金融リテラシーを高めるメリットや方法などを、分かりやすく解説していきます。

1. 金融リテラシーが低い人の特徴5選

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まずは、金融リテラシーが低い人の特徴を確認していきましょう。
 

1-1.資産を現金や保険でしか保有しない

 

金融リテラシーが低い人は、リスクを嫌って投資をせず、現金・預貯金や貯蓄型保険などだけで資産を保有する傾向にあります。
 

しかし、現預金や保険にはインフレリスクがあります。将来的に物価が上がった場合、貨幣価値が下がって資産価値が目減りする可能性があるため、絶対に安全だとは言い切れません。
 

加えて2020年3月時点では、低金利の影響で貯蓄型保険に適用される利率が低く、運用商品としての魅力は低下しています。明確な目的もなく、周りが加入しているという理由だけで、終身保険のような貯蓄型保険に加入している人は金融リテラシーが低い可能性があるのではないかと思われます。
 

1-2.加入している保険の保障内容が適切でない

 

筆者のこれまでの経験値的にも、金融リテラシーが低い人ほど、掛け捨て型保険を嫌って貯蓄型保険にしか加入しない傾向にあります。しかし貯蓄型の保険だけでは、十分な保障を準備できないケースもあり不測の事態が起こった場合に、金銭面で困る可能性が高くなるでしょう。
 

反対に、自分自身で必要な保障内容が理解できていないことにより、勧められるままにたくさんの保険へ加入してしまい、保障が過剰になっている人もいます。
 

1-3.リスクを理解しないまま金融商品を購入してしまう

 

リスクをよく理解せずに、良いところだけに注目して金融商品を購入するのも、金融リテラシーが低い人の特徴といえます。例えば、「利回りが高い」という理由だけで、外貨建て保険に加入するような人が例に挙げられます。
 

外貨建て保険とは、円よりも市場の金利が高い米ドルなどの外貨建てで預けた資金が運用される保険のことを指します。円のまま運用される円建ての保険よりも、利回りが高いのが特徴です。
 

しかし、外貨建て保険には為替リスクがあり、加入時と受け取り時の為替レートの差によっては、損失が発生する可能性があるため注意が必要です。
 

1-4.何も考えずに税金を支払っている

 

金融リテラシーが低い人の多くは、税金の計算や節税方法を知らずに、余分な税金を支払っています。
 

特に会社員や公務員は、勤務先が従業員の所得税を計算して給料から天引きし、変わりに納税してくれるため、税金に対する興味や関心が低い傾向にあります。その結果、節税対策も行わずに高い税金を支払う人が多いのです。
 

1-5.気軽にローンを利用する

 

借金の危険性をよく理解せずに、住宅ローンやリボ払い、カードローンなどを気軽に利用するのも、金融リテラシーの低さが原因のひとつです。
 

ローンを利用した場合、借りたお金に利息を上乗せして返済しなければなりません。そのため、ローンを多用すると、返済に追われて生活が苦しくなってしまいます。
 

また、百貨店や金融機関の店頭などでクレジットカードを「お得だから」と勧められるままに作ってしまい、気が付いたら10枚近くのカードを持ってしまっているような人も多いのではないでしょうか??
 

実はクレジットカードもローン同様に、個人に対する与信枠(あなた個人に対して金融機関がお金を貸せる額)が設定されています。そのためクレジットカードを作り過ぎることによって、結果として不必要な与信枠を設け過ぎてしまい、いざ本当に必要なローン(住宅ローン)などを組む際に他の与信枠が大き過ぎて、借りたい額を貸してもらえない可能性が出てきてしまうのです。
 

2. 金融リテラシー高めることによるメリット

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次に、金融リテラシーを高めることによって得られるメリットを確認していきましょう。
 

2-1. 将来の資金計画が立てやすくなる

 

金融リテラシーを高めると、将来の資金計画を立てる能力が高まり、以下のようなライフイベントごとに必要な資金を把握して、計画的な貯蓄や運用ができるようになります。
 

  • ・結婚
  • ・出産
  • ・マイホームの購入
  • ・子供の進学・独立
  • ・退職・リタイア
     

また、資金計画を入念に立てることで、将来のお金に対する不安を軽減する効果も期待できます。
 

2-2. 家計の収支を改善できる

 

金融リテラシーが高まると、家計を管理する能力が高まり、赤字家計から脱却しやすくなります。
 

金融リテラシーが高い人ほど、自分自身の状況で備えるべきリスクや公的な保険制度を理解しています。必要に応じて掛け捨て型保険も活用し、必要な保障を準備しつつ保険料負担を抑えているのです。
 

また、ふるさと納税の利用やiDeCoへの加入など、さまざまな方法で節税しているだけでなく、ローンの利用も必要最小限にして手元に残るお金を増やしています。
 

その結果、家計の収入と支出のバランスが改善されてお金が貯まりやすくなり、普段の生活やライフイベントで、金銭的な不安を抱える可能性がさらに低くなるでしょう。
 

2-3. 運用で資産を増やせるようになる

 

投資の知識を深めると、株の配当や不動産の家賃収入などで収入源を増やせる可能性があります。2020年3月時点では、給与収入が上がりにくい時代に突入しているため、収入源の増加は、大きなメリットと言えるでしょう。
 

また、金融リテラシーを高めることで、優良な金融商品を見分ける力が身につき、効果的に資産を形成していけると考えられます。
 

実際に金融リテラシーが高い人ほど、現金や保険にもリスクがあることを理解したうえで、株や投資信託、不動産などさまざまな資産を「バランスよく」保有しています。
 

3. 金融リテラシーの高め方

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最後に、金融リテラシーの効果的な高め方について解説していきます。
 

金融リテラシーは、一度勉強したら終わりではありません。金融商品の内容や効果的な投資方法など、お金を取り巻く環境は時代によって大きく変わります。そのため、日頃から金融リテラシーを高めるための努力を怠らず、常に磨いていくことが大切です。
 

3-1. 独学で勉強する

 

金融リテラシーは、以下のようにさまざまな方法で学べます。


  • ・ニュースアプリでマネー系のニュースを読む
  • ・マネーリテラシーが養われるような本を読む
  • ・マネーリテラシーが高いと感じる人のYouTubeやTwitterの発信を見る
     

金融リテラシーを学ぶうえで大切なことは、さまざまな意見を取り入れることです。
 

金融リテラシーが高い人ほど、日々お金にまつわる知見を広めています。たくさんの情報や意見に触れて、どれが正しいのかを考えることで高い金融リテラシーが身につくでしょう。
 

3-2. FPや簿記のような資格を取得する

 

FP(ファイナンシャルプランナー)や簿記のような、お金に関する資格を取得するのも、金融リテラシーを高めるうえで有効な手段です。
 

資格を取得するには、勉強したうえで試験を受けなければなりません。試験勉強や受験によるアウトプットを行うことで、より深く知識を身につけられます。
 

3-3. 実際に投資を始めてみる

 

ある程度の知識を得たら、株や投資信託など、実際に投資をしてみると良いでしょう。日本や世界の情勢を考えて、投資を行うことでインプットアウトプットの習慣化から自然と金融リテラシーが育っていくでしょう。
 

まずは、iDeCoやNISAのような税制的に有利な制度をうまく利用して、リスクが比較的低い投資から始めてみてはいかがでしょうか。
 

4. 金融リテラシーがあなたの生活を豊かにする

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私たちの生活自体が様々な経済活動の中にいることを前提としていることから、金融リテラシーが必要不可欠であると言っても過言ではありません。
 

金融リテラシーが低いと、支出が多くなったり気づかないリスクを抱えていたりと、さまざまな弊害が生じます。反対に金融リテラシーが高いと、お金の使い方が上達し夢や目標が叶いやすくなって、きっと生活がより豊かになるはずです。
 

金融リテラシーを低いままにしておくメリットは、ほぼありません。自分に合った方法で、今日から金融リテラシーを高めてみてはいかがでしょうか。
 

また、この記事を読んでいただき、掛け捨て型保険への加入を検討してみようと思われた方は、以下の記事も併せてご確認ください。
 

手厚い死亡保障を備えるには掛け捨て型の生命保険がベストな理由とは
一生涯の医療保障は掛け捨て型の終身医療保険で準備すべき理由

 

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執筆者情報
品木 彰(しなき あきら)

品木 彰(しなき あきら)
保険・金融ライター  大手生命保険会社にて7年半勤務し、チームリーダーや管理職候補として個人営業、法人営業の両方を経験。その後、人材会社で転職コンサルタントとしての勤務を経て、2019年1月よりwebライターとして独立。
保険、不動産、税金、貯蓄術など幅広いジャンルの記事の執筆や監修を行なっている。FP技能士2級。


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