ほけんのホント投信派のあなたへ 投信と組み合わせる保険の活用方法

公開日:2020-07-09

投資信託は、長期的な視野で利用すればメリットを享受できますが、元本割れのリスクがあります。元本割れしているのを見て、解約した経験がある人もいるでしょう。一方、保険は加入時から保障を100%受けられるうえに、貯蓄型の保険だと月々の保険料がそのまま資産になります。投資信託と保険の違いに焦点を当てて、その活用方法についてご説明します。

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投資信託の特徴(メリット・デメリット)

投資信託とは、資産運用のプロであるファンドマネージャーが、投資家からお金を集め、株式や債券などに投資し、その運用益を投資家に還元する仕組みです。まずは、投資信託の特徴についてメリット・デメリットの両面をご紹介します。

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投資信託のメリット

投資家から見た投資信託のメリットは、少ない金額から分散投資ができ、リスクを軽減できる点にあります。たとえば、毎月5,000円などで少額から積み立てられるうえに、月ごとの積み立てのため時間分散もでき、長期的な積立投資がしやすくなります。
また、プロのファンドマネージャーが投資家に代わって運用してくれるため、安心して資金を預けることができます。定期的に運用報告が公開されるため、透明性のあるなかで取引を行うことができます。


投資信託のデメリット

投資信託にはデメリットもあります。まず、自身で投資判断を行うわけではなく、あくまで資金を積み立てるだけなので、運用管理費用、あるいは信託報酬という形でコストがかかります。
また、投資信託に限りませんが、元本保証される商品ではないため、市況によっては買い付け額よりも売却額が下回る可能性もあります。
ただ、一般的な株式投資や外国為替取引などと比較すると、元本割れのリスクは低いといってもよいでしょう。さらに、もうひとつのデメリットとして、投資信託ではリアルタイムに取引を行えません。受益者間の平等を担保する目的で、基準価額が分からない状況で売買される「ブラインド方式」が採用されています。


投資信託と保険の違いってなに?

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投資信託も保険も、「資産形成」としての側面があります。また、それらが異なる点についても確認していきましょう。


保険にも積立型がある

投資信託と保険は、そもそも性質が全く異なるイメージを持っている人もいます。万が一のリスクに備え、月々の保険料を支払っていく保険は、「掛け捨て型」のイメージが強いことが背景にあるためかもしれません。しかし、保険にも資産形成に役立てられるものがあります。
積立型の保険では、ベーシックな保険の機能や保障がカバーされているうえに、毎月お金を積み立てて貯蓄していくことが可能です。
積み立てた保険料を、解約返戻金や満期保険金として加入者が受け取ることができるのです。主な貯蓄型の保険としては、終身保険・養老保険・学資保険・個人年金保険などがあります。

投資信託との違いでいえば、保険の積み立ての方が元本割れのリスクが相対的に低い点が挙げられます。
投資信託の場合、運用のプロに任せられるといっても、市場に左右されるうえに、それなりに元本割れのリスクもあります。
長期的に投資できれば、その分のメリットがありますが、短期的に考えると損をする可能性が高くなります。
一方、保険の積み立てに関しては、外貨建ての場合は市場に左右されるものの、基本的に期間に応じて安定運用でき、戻ってくる金額が決まっています。
短期間での解約の場合、元本より少ない金額になるケースが多いですが、ある程度、長期間になれば戻ってくる金額は元本を超えます。


ジュニアNISAと学資保険 どっちがいいの?

特にお子様がいる家庭では、投資信託のなかでもジュニアNISAが注目され、保険に関しては学資保険について検討する家庭が多いでしょう。では、この2つのうち、どちらがよいのでしょうか。
基本的には、投資信託と保険の違いがそのまま当てはまります。ジュニアNISAは収益性が相対的に高い一方で、その分リスクも高く、安全性は低くなります。
学資保険は収益性が相対的に低い一方で、安全性が高くなります。その他の特徴でいえば、ジュニアNISAでは投資による収益が最長5年間も非課税になる一方、学資保険では様々な保障が受けられるうえに、保険料も一般生命保険料控除の対象となる点が挙げられます。

いずれにせよ、どちらも一長一短があり、ご自身の考え方やリスク許容度によって、どちらが適しているかは異なります。
ひとつだけいえることは、安全性を重視してコツコツと貯蓄して安定運用したい人にとっては、学資保険がおすすめです。あるいは、いずれのメリットも享受できるよう、うまく併用することも選択肢として考えられるでしょう。


自分に合った方法を見つけて、資産づくりを始めてみましょう

低金利の時代になり、従来の銀行預金などではなく、少しでも利回りのよい投資信託や保険を活用した資産形成に注目が集まっています。しかし、金融商品ごとにリスクや収益性などが異なり、どの商品が自身に合っているかは、それぞれの考え方によって変わってきます。ただひとつ確実なのは、今後、年金に頼りづらくなる可能性があるなかで、主体的に資産づくりを進めていくことが重要になる点です。複数の商品を組み合わせることも視野に入れて、自身に合った方法を検討して、資産づくりを始めてみてはいかがでしょうか。

執筆者情報
みんかぶ保険クルーS

みんかぶ保険クルーS
  老後がそろそろ気になるアラフィフです。明るい老後に向けて気になることをまとめていきます。


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