ほけんのホント夢のマイホーム購入!保険はどう見直す?

公開日:2020-07-30

住宅ローンを組む際、返済中に一家の大黒柱に万が一のことがあった場合に備えるのが、団体信用生命保険です。この記事では、団体信用生命保険の概要を紹介するとともに、団体信用生命保険加入にあたって推奨される保険の見直しについて解説しています。仮に見直しをしないと、保障内容が重複して、必要以上の保険料を支払うことになる可能性もあります。
住宅,マイホーム,賃貸

夢のマイホーム購入!考えられるリスクとは?
住宅,リスク,ローン

苦労してお金を貯めて、マイホームを購入する人も多いでしょう。ようやく手に入れたマイホームを前に、うれしい気持ちで一杯かもしれませんが、新たなリスクを背負うことになる点も注意しなくてはなりません。

マイホームを購入するにあたり、一般的には長期的な住宅ローンを組むことになります。住宅ローンの負担は、家計の中でも決して軽いものではありません。そんな中で、稼ぎ頭である夫が亡くなってしまったり、重い障害を負うなどして働けなくなってしまったりしたらどうなるでしょうか。家族は、重い経済負担を背負うことになるのです。

マイホームを購入する際には、「もし返済前に、一家の大黒柱に万が一のことがあったらどうするか」もあわせて検討しておく必要があります。

マイホーム購入時に申し込むことが多い団体信用生命保険とは?
住宅ローン,団体信用生命保険,団信

住宅ローンを貸す側の金融機関も、上述したリスクを認識していないわけではありません。夫が亡くなるなどして住宅ローンを返済できなくなってしまう事態を防ぐため、住宅ローンを組む条件として、「団体信用生命保険」への加入を条件とする場合がほとんどです。

団体信用生命保険とは、簡単に言えば住宅ローンの返済を目的とした専用の生命保険です。住宅ローンの加入者が亡くなったり重い障害を負ったりした場合に、その保険金で住宅ローンを返済することを目的としています。

ローンを借りる加入者側の視点で考えると、団体信用生命保険に加入しておきさえすれば、稼ぎ頭である夫が万が一亡くなっても、遺族が住宅ローンの経済的負担に悩まなくてよいことになります。団体信用生命保険は金融機関側のリスクに備えるためだけでなく、加入者の家族のリスクに備えるためのものでもあるのです。

団体信用生命保険の仕組み

住宅ローンの返済が目的であることから、団体信用生命保険で給付される保険金は、ローンの残債と同じ金額となります。そのため、ローンの返済をすませていけば保険金の額も少なくなり、完済とともに団体信用生命保険の保障も終了するわけです。

また、団体信用生命保険の保険料の支払い方法は2種類あります。1つは、住宅ローンの金利に上乗せして保険料を支払うパターンです。この場合、金利が高くなるのみで、別途保険料を支払うことはありません。もう1つの方法は、一般的な生命保険と同様に、保険料(特約保険料)を支払うパターンです。特約保険料は年払いとなり、ローン残額(保険金額)が少なくなるとともに、保険料の金額も下がっていきます。

団体信用生命保険でがんなどのリスクに備えることも可能

加入者が住宅ローンを支払えなくなるのは、亡くなったときや高度障害を負ったときだけではありません。がんを含めた三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)等の重い病にかかった場合でも、結果的に働けなくなってローン返済に苦労することになるかもしれません。

そのような場合に備えて、団体信用生命保険の中には、これらの病気に対応したオプションを付与できる商品もあります。がんを含めた三大疾病等で働けなくなったときにも、高度障害になったときと同様に保険金がおりるわけです。該当のオプションを追加する場合は、もちろんその分も保険料がアップします。

マイホーム購入の際は、生命保険の見直しを検討しよう
見直し,保障,重複

マイホームを購入したときは、すでに契約している生命保険の保障内容を見直すことが推奨されます。団体信用生命保険の保障内容と重複しており、保険料を二重で支払うことになる場合があり得るからです。

団体信用生命保険を契約した上で、既存の生命保険も加入したままにしておけば、もちろん万が一の際はその分だけ多くの保険金が受け取れます。しかし結果的に保険料の負担も、増えてしまうわけです。

そのため、マイホームを購入して団体信用生命保険を申し込んだら、既存の生命保険の保障内容にも無駄がないかどうかを見直してみましょう。保険金額を減らすことによって、その分の保険料を安くすることも可能です。

「フラット35」の場合、民間の生命保険で代替することも可能

フラット35とは、「住宅金融支援機構」と金融機関が共同運営する長期固定金利の住宅ローンです。平成29年10月1日以降、団体信用生命保険付きになりました。ただし、団体信用生命保険の加入は必須ではなく任意なので、健康上やその他の理由で加入しない場合でもフラット35を利用できます。

団体信用生命保険に加入しなくても、民間の生命保険で代替することができます。たとえば、被保険者に万が一のことがあったときに、保険期間が終了するまで毎月●万円というかたちで保険金が支払われる「収入保障保険」を選べば、無駄なく住宅ローン返済に充てることもできます。

収入保障保険は年齢の若い方ほど保険料が安くなるため、場合によっては団体信用生命保険より保険料が安くすむこともあります。フラット35を選ぶときは、民間の収入保障保険の見積もりをとってみて、どちらが得になるか検討するとよいでしょう。

夢のマイホームを購入して住宅ローンを組んだ方は、団体信用生命保険への加入にあわせた既存保険の見直しが推奨されます。これから住宅ローンを組む方や、保険の見直しをしていない方は、今後のライフプランをどうするかも含めて、生命保険会社や保険の相談窓口へ問い合わせてみましょう。

執筆者情報
みんかぶ保険クルーS

みんかぶ保険クルーS
  老後がそろそろ気になるアラフィフです。明るい老後に向けて気になることをまとめていきます。


ページTOPへ