12月14日に「Go To トラベルキャンペーン」の全国一時停止が発表されました。年末年始に帰省や旅行を楽しみにされていた方も多いでしょうから、これ以上の感染拡大を防ぎ大切な命を守るためとは言え、残念に思う方も多いでしょう。
しかしながら「Go To トラベルキャンペーン」が中止になっても、やむを得ない事情で長距離移動が必要になる方も多いはず。今回は長距離移動時における新型コロナ対策の留意点をご紹介します。
長距離移動となると飛行機、新幹線、自動車などなどいろいろな手段がありますね。長い時間をその場所で過ごすことになるので、気になるのはその換気性能。新型コロナ対策には換気が非常に重要と言われていますので、まずはこの点をご紹介します。
だいたいの移動手段で換気の面では問題ないようですね。
以前のコラムでもご紹介しましたが、座席の位置関係はとても重要です。
参考)忘年会シーズン。新型コロナ禍での忘年会の過ごし方について
飛沫が飛びやすい真正面は避けて斜め前や横の配置で座ることが大事です。新幹線の座席もコロナ禍の今は回転して使わないようにアナウンスされているようですよ。限られたスペースでは難しいかも知れませんが、できる限り間隔もとるようにしましょう。
また移動時間の楽しみと言えば駅弁などのお食事。これもできる限りお箸やフォーム等を使って、直接手づかみで食べないようにしたいですね。階段の手すりや電車のつり革、ドアノブやシートのリクライニングレバー、手は思ったよりも多くのところに触れているものです。手づかみで食べるときはその都度しっかりと滅菌・消毒するようにしましょう。
長距離移動に使う交通機関はどれも十分な換気能力は有しています。しかし、移動には他人との接触を伴いますので、感染リスクをゼロにすることはできません。
やむを得ない事情で移動しなければならないケースもあるでしょうから、各自慎重に行動し新型コロナに感染しない、拡散させないように注意しましょう。
記事内容は執筆時点(2020年12月)のものです。最新の内容をご確認ください。