コラム

【2−5限目】地震保険を1分で知る

公開日:2021-11-25

地震保険とは

火災保険は、地震・津波・噴火では保険金が支払われないため、地震保険を別途申し込む必要があります。

火災保険に含まれていない理由は、莫大な損害額に達するような大地震は数十年に一度なので、保険料が算出できないためです。
保険料は大量のデータから大数の法則(データが多いほど正確になる)を用いて算出されていますが、大地震はデータが少ないため算出ができません。

 

そのため、火災保険で地震の損害に対する保険金を支払おうとすれば、大地震が起きた年は損害保険会社が破綻してしまいます。
地震大国日本の地震リスクは誰も受けたくないため、再保険の引受先を見つけることも困難です。

 

しかし、地震の被害を自分で請け負うことは大変なので、1964年の新潟地震を受けて、当時の田中角栄大蔵大臣が地震保険の必要性を進言しました。

これによって、損害保険会社が契約した保険を、国が再保険を受ける形で1966年に「地震保険」ができました。


今回は、この地震保険の特徴について解説します。


①火災保険とセットで加入する

地震保険は原則、火災保険とセットで加入します。


②補償の金額は小さい

地震保険は火災保険に比べて補償額が小さくなっています。

地震保険の保険金額は「火災保険の30~50%の範囲内」、かつ上限が「建物5,000万円」「家財1,000万円」となっています。

火災保険と地震保険

また、保険金の支払いもざっくりとしています。

保険会社は多くの被災者に素早く保険金を支払わなければならないため、細かく被害金額を調査する時間がありません。

地震保険は家を建て直すことが目的ではなく、「生活を立て直すための一時的な費用」という考え方です。


③契約期間は1~5年

契約期間は1〜5年になります。

火災保険を6年以上の長期契約にしている場合、地震保険だけ更新の手続きが必要です。
長期保険の「火災保険+地震保険」の保険料を「一時的払い」をした際は注意が必要です。

こちらの例では契約時に火災保険10年分と地震保険を5年分支払っています。よって地震保険のみ5年後に保険料の支払いが必要になり、保険料は5年後時点で決まります。


④どの保険会社に加入しても保険料は一緒

地震保険は損害保険会社と国が共同で運営しているため、保険料は国が決めています。

 

そのため保険料は保険会社やプランなどではなく、「所在地(都道府県)」と「建物の構造(耐火・非耐火)」によって変わります。

加えて、耐震性能や、建築年月(昭和56年6月以降)によって、最大で50%の割引があります。

 

下記の表は都道府県、耐火・非耐火別の地震保険料(割引なし)です。参考にしてみてください。


今回はこれで終わりです。


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記事内容は執筆時点(2020年08月)のものです。最新の内容をご確認ください。
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株式会社IB  保険の請求もれとは、「保険加入者自身が、請求できるはずの保険に気付けず、そもそも請求をしていない」ということです。我が国において、保険の請求もれは年間に1.6兆円発生していると推定(株式会社IB推定)しております。その結果、「治療をあきらめて亡くなった」とか「負わなくて済んだはずの経済的な負担を負った」といった悲しいことが起きています。
株式会社IB(アイビー)は、この命に関わる重要な社会課題の解決を目指します。