コラム介護保険の進化のかたち!「認知症保険」に加入するメリットは?

公開日:2019-09-06

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今、注目されている「認知症保険」

 前回のコラムでは、民間介護保険に加入することのメリットや、実際に加入される最も多い年代について触れた。

 

 昨今、民間介護保険の中でも「認知症保険」は、メディアで特集が組まれるなど非常に注目されている。「認知症保険」とは、介護の中でも経済的な負担が大きい認知症に対して、手厚く保障する民間介護保険の総称である。

 

 朝日生命の認知症専用保険「あんしん介護 認知症保険」は、2016年の発売以来、おかげさまで多くのお客様に好評いただいている。

 

 

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増え続ける認知症の患者数

 65歳以上の高齢者人口は、3,515万人と総人口の27.7%*1を占める「超高齢化社会」の中で、認知症の患者数は年々増え続けている。2015年は525万人であったが、10年後の2025年には730万人*2と約1.4倍、65歳以上の約5人に1人*3が認知症になる推計だ。

 

 

公的介護保険制度における「要介護」または「要支援」の認定を受けた人は、2015年末で606.8万人となっており、2003年末の370.4万人と比較すると約1.6倍*4である。

 

 介護が必要になった主な原因を男女別で見た場合、認知症は男性が2位、女性が1位である。

 

 それだけに、認知症は社会的な課題と捉えられており、政府はこれまで「認知症になっても地域で安心して暮らせる」ことを目指し、政策の軸を「共生」に置いていた。

 

 さらに、2019年6月の認知症対策の新大綱では、その「共生」の理念を引き継ぐことに加え、認知症の発症や進行を遅らせる「予防」に力を入れ、ニ本柱で認知症対策を推進していくとし、「予防」では「70歳代での発症を10年間で1歳遅らせること」を目指すとしている。

 

 

認知症の介護実態

 認知症の介護は、通常の介護に比べると、経済的負担が大きい。そこをカバーできるのが、認知症保険の最大のメリットだ。

 

 「一時金」が給付されるタイプは、認知症の治療費や介護の初期にかかる費用への備え、介護サービスの追加費用などに充当しやすい。一方、「年金」が給付されるタイプは、継続的にかかる費用への備えとして活用していただきたい。


 

 昨今は、65歳以上の要介護者を65歳以上の者が介護する、いわゆる「老老介護」が増えている。単独世帯や核家族世帯が増加する世帯構造の変化もあいまって、老老介護の割合は、2001年が40.6%だったのに対して、2016年は54.7%*5まで上昇している。

 

 認知症の場合、通院するにも家族が付き添わなければならず、老老介護の場合は介護者自身がなんらかの疾病を抱えていることもあり、通院だけでもひと苦労だ。医師が家まで来てくれる「往診」はありがたいが、往診は通常の外来診療料に加え、往診料などの追加費用が発生する。頻度が増せば、経済的な負担は大きい。

 

 年金や預貯金だけでは介護費用をカバーしきれない人や、将来老老介護になる可能性がある人は、早めに認知症専用保険で準備しておくのは安心の備えになるだろう。

 

 

介護者のストレスケアを 

 さて、自分に介護が必要となった場合、「介護を頼みたい人」に関する興味深いデータがある。男性の上位回答は「配偶者」が56.9%、「ヘルパーなど介護サービスの人」が22.2%なのに対し、女性の上位回答は「ヘルパーなど介護サービスの人」が39.5%、「子」が31.7%*6となっている。

 

 実際、要介護者から見た主な介護者の続柄で一番多いのは「配偶者」であり、そのうちの66.0%は女性*7だ。とかく介護においては、女性の負担が大きいことは否めない。

 

 何より認知症の介護は、通常の介護よりも介護者の精神的、肉体的負担が大きい。認知症の介護で大切なのは、介護者がストレスをためないことである。

 

 認知症専門医である「さちはなクリニック」の岡副院長は、次のように語る。

 

 「認知症の介護者は、精神的ストレスで、うつ予備軍になりがちです。心や身体に、ストレスによる悪影響が出ないようにサポートをしてあげることが大切です。認知症の介護は、一人の頑張りで乗り切れるものではありません。

 

 一人で抱え込まず、家族や地域包括支援センター、ケアマネージャー、主治医、介護施設など、周囲の方と協力しながら、『続けられる』介護環境を作ることが大切です。

 

 そして、家族と介護を交代する時間を作る、訪問介護やデイサービスを利用するなど、介護から解放されて、心と身体の深呼吸をする『自分のための時間』を作るようにしましょう。

 

 介護者のストレスは、巡り巡って患者さんのストレスにもなります。そして、患者さんがストレスを抱えれば、介護の難易度は上がり、介護者はさらに多くのストレスを抱えることになります。

 

 この負の連鎖を止めるためにも、介護者自身の体調にもしっかり目を向けてください。そして介護者自身の生活を守ることが大切です。」

 

 介護は長期戦だ。介護者が前向きな気持ちで介護に臨めるよう、家族は適宜気にかけ、必要なときにすぐにサポートできるようにしておくことは、何よりの助けになるだろう。

 

 

*1・*4・*5・*6・*7:内閣府「平成30年版高齢社会白書(全体版)」

*2:内閣府「平成29年版高齢者社会白書」各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計

*3:内閣府「平成29年版高齢者社会白書」「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)より当社試算

 

 

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執筆者情報
村木 香織(Kaori Muraki)

村木 香織(Kaori Muraki)
朝日生命保険相互会社マーケティング統括部 審議役 1995年、大手メーカーへ入社。取引先向け広報誌のライター兼編集を担当後、商品開発、プロモーション企画、PRと幅広くブランドマーケティングに従事。2018年より現職で介護保険・女性向け保険のマーケティングを担当。常にお客さま視点でのコミュニケーションをモットーに、WEBサイトの企画・運営、広告制作等に携わる。


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