カッコイイ!子供の教育資金や結婚資金はいくら準備すべき?将来と向き合うあなたはカッコイイ

公開日:2020-02-04 (更新日:2020-02-27)
【子供の未来へ真剣に向き合うあなたはカッコイイ】シリーズ Vol.1


<写真=acworks>
 

子供の将来のことを考えていない親はいませんが、具体的に何をしてあげるべきか分からない。特にお金の問題となると、周りと自分の意見が違うことも多く、何が正解か余計に分からなくなる人も少なくありません。そこで本記事では、子供のために必要なお金のことや、お金を準備する方法について具体的なデータを交えて分かりやすく解説します。

1. 家族の夢や目標を実現するには資金が必要


<写真=acworks>
 

これからの人生を豊かに過ごすためには、先を見据えた計画が必要です。計画を具体化するには、まとまった資金が必要になる場合が多々あります。
 

人生の3大資金は、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」だといわれており、数百万から数千万円以上のお金が必要となるため、慌てなくて済むように貯蓄や保険でお金を準備しておくことが大切です。
 

2. 子供の資金を考える


※文部科学省『平成28年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)』・『国立大学等の授業料その他の費用に関する省令』の標準額に基づく額を設定し、筆者作成
 

人生においてまとまった資金が必要な場面は多々ありますが、そのなかでも今回は子供のために必要なお金について考えましょう。なぜなら、どこまで教育資金を準備してあげればいいか、結婚式のお金を親が援助すべきか悩んでいる親ごさんが非常に多いからです。
 

2-1. 教育資金はどこまで用意する?

まず考えておきたい子供のお金は教育資金です。
 

文部科学省が実施した「平成30年度子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校まですべて公立の学校に通った場合の15年間の学習費の総額は約540万円すべて私立の学校に通った場合は約1830万円の費用を支出したという調査結果が得られました。
 

さらに、文部科学省が実施した令和元年度の「学校基本調査」によると、大学進学率は54.7%と約半数が大学へ進学しています。つまり高校までの学費に加えて、大学の学費も必要になるかもしれないということです。
 

大学で必要な学費は公立・私立といった経営形態や学部によって異なりますが、学部でいうと文系より理系のほうが費用がかかります。公立の場合は理系・文系のどちらも約240万円ですが、私立文系の場合は約400万円、理系の場合は約540万円が必要です。なお医歯系は4年ではなく6年制ですが、公立の場合は約350万円、私立の場合の多くは約2000万円以上が必要となります。
 

大学進学時からは、家庭の様々な状況・方針によって奨学金などを利用し子供に学費を負担させるケースもありますが、できることなら大学費用も予め準備できた方が自分が一端の親である覚悟としては『カッコイイ』のではないでしょうか。。
 

大学卒業までの子供の教育費用は約1000万円必要だといわれています。高校までは公立に通い、大学は私立文系に進学したと仮定すると、総額940万円(高校まで540万円+私立文系大400万円)の教育費が必要です。子供が生まれてすぐからでも教育資金の準備を初めておくと安心できるでしょう。
 

2-2. 結婚資金は援助してあげる?

「リクルート ブライダル総研」が実施した「ゼクシィ結婚トレンド調査2019調べ」によると、結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)について77.8%の人が親・親族から援助を受けたと回答しています。親・親族からの結婚資金の援助総額の平均は187.8万円です。
 

結婚式についてはさまざまな考え方がありますが、披露宴・披露パーティを挙げた理由の1位は「親・親族に感謝を伝えるため」とあります。親に感謝を伝えたいと思ってはいるものの、お金がなくて式を控えている人がいることも事実です。
 

もし、「自分たちはお金ができなくて式を挙げられなかったけど、子供にはお金が理由で挙式をあきらめてほしくない」ということであれば、親としてはなおさら『カッコイイ』結婚資金援助の理由だと思います。
 

3. 子供のためにお金を準備する方法を知る


<写真=nanairo125>

ではどうやって子供の教育資金や結婚資金を準備すればよいのでしょうか。今からご紹介する方法は子供のためだけではなく、自分のために資金を準備する方法としても活用できます。
 

3-1. 積立て貯蓄をする

最初にお伝えする方法は、貯蓄です。これは毎月コツコツとお金を積み立てていくという最も一般的な資金の準備方法となります。貯蓄額を決めるためには、達成したい目標を設定することが必要です。子供が大学入試を受ける時期である高校3年生の前期までに400万円貯めるといったように貯蓄額を設定しましょう。
 

貯蓄において目標金額を設定する上で最も大切なことはまずは支出に焦点を当てることです。具体的には毎月の支出にあらかじめ貯蓄する金額を入れておくことで先取り貯蓄を行うことができます。使ってもいいお金と貯蓄のために必要なお金を区別できるので、ムダ遣いを減らして計画的な貯蓄を行うことができます。貯蓄なので資金が減らない(ほぼ無リスク)ことが特徴です。
 

3-2. 保険を活用する

以下の図のような保険商品を利用して資金を準備する方法もあります。商品によって異なるものの、予め設定した時期になると祝金や満期金を受け取れるのが特徴です。
 

また保険料が貯蓄のように貯まっていくので、資金を準備しやすい点も魅力です。
 


※イメージ図(筆者作成)

あらかじめ将来受け取ることができる金額が決まっているので、分かりやすい点が嬉しいですよね。
 

3-3. 投資でお金を運用する(投資信託など)

最後にお伝えするのは、投資で資金を準備する方法です。「投資=お金がなくなる」というイメージを持っている人も少なくありませんが、積立貯蓄と同じようにコツコツと時間をかけて投資をすれば少しずつお金が成長していく可能性も十分あります
 

投資信託なら銘柄を選ぶ必要がないので簡単に投資を始めることができます。ゆっくりコツコツを意識した運用スタイルで毎月一定の金額を投資する方法なら、一気にまとまった金額を投資するよりもリターンは少なくなりますが、その分お金が減るリスクもと少なくできます。
 

もちろん投資には「リスクとリターンの原則」が存在しますので、“必ず儲かる”といったことや“絶対に損しない”ということはありません。利益が出る可能性があるものは損をする可能性があるということを念頭に置いた上で、投資する前にそのリスクとリターンの大きさをよく理解してみることから始めるのが良いでしょう。。
 

4. 子供の将来を真剣に考えるあなたはカッコイイ


<写真=acworks>

これからの人生を生きていくためにはお金と深く向き合う必要があります。
 

もしあなたが、

「お金のことを細かく考えるのは面倒だし、将来のことを真剣に考えるのはカッコ悪い」

とお考えなら、それは本当にそうなのでしょうか??

 

お金のことを考えるためには頭を使います。また、将来の不安と向き合うことは楽しくありません。しかし、家族の将来について真剣に考えることは決して面倒なことではなく、ある一定以上の一人前の社会人だからこそできる『カッコイイ』ことだと私は信じています。
 

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執筆者情報
中西 雅也

中西 雅也
酒井FP綜合事務所 ファイナンシャル・プランナー 1994年生まれ。「明日から使える知識をお届けすること」をモットーに、手帳を使った人生設計の方法や、初心者向けのお金勉強会を開催している。
<保有資格>
2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)


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