カッコイイ!学資保険や子供保険とは?違いは?子供のための保険選び

公開日:2020-02-06 (更新日:2020-09-28)

【子供の未来へ真剣に向き合うあなたはカッコイイ】シリーズ Vol.3

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<写真=GOLFX_Shutterstock.com>
 

「子供の保険と言えば学資保険や子供保険と聞くが、その商品性や違いが正直よくわからない」
「学資保険や子供保険って必要?我が家はどちらに入るべき?」


と不安や疑問に思い、情報収集している子育て世帯は多いのではないでしょうか。

 

たしかに子供の保険は大人の保険とは仕組みが違うため、悩んでしまうのも無理はありません。
 

そこで当記事では、
 

  • ・学資保険と子供保険それぞれの特徴と違い
  • ・各家庭にあわせた保険の選び方


についてわかりやすく解説していきます。
 

「子供の保険が気になるものの、よくわからず何もしていない」という方は、この機会に参考になさってください。

1. そもそも、子供の保険って必要?


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そもそも、小さい子供に保険は必要なのでしょうか?
結論から言うと、何かあったときに十分対処できる貯蓄があるのなら、保険は不要です。なぜなら保険とは、予期せぬ事態に発生する支出に備えるも のだからです。

 

子供の保険には、
 

  • ・病気やケガになり発生する治療費
  • ・遊びやいたずらで物を壊すなどして発生する損害賠償費
  • ・高校や大学の進学時に発生する教育費


を保障するものがあります。もしこれらの費用を保険なしで支払える資金的余裕があるのなら、わざわざ保険に入る必要はないでしょう。
 

しかし実際には、子供の成長にあわせて支出がどんどん増え、思うように貯蓄できないのが子育て世帯ですよね。
支出が多い子育て世帯だからこそ、保険をうまく活用して万一に備えておくという考え方もあります。

 

幸い子供の病気やケガの保険は安価で入れるものが多く、教育資金を準備する保険については貯金代わりになります。支出や貯蓄に少しでも不安があるのなら、まずは子供のためにどのような保険があるのかを知り、それから加入を考えてみましょう。
 

2. 子供のための学資保険と子供保険、それぞれの違いは?


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子供のために備える保険は、大きく分けて学資保険と子供保険があります。
おもな違いは、次の通りです。

 

  • ・学資保険:教育費の積み立てに特化した保険
  • ・子供保険:病気やケガなど子供のための保険全般 


以下においてくわしく解説していきましょう。
 

2-1. 学資保険とは、教育費の積み立てを目的にした保険

学資保険は、高校や大学進学など、将来必要になる教育費の積み立てを目的にした保険です。子供が大学に進学するまでの期間を保障し、満期まで継続すれば積み立てた以上の保険金を受け取れるという内容が一般的です。
 

学資保険のおもな保障内容を以下にまとめました。

<学資保険の保障内容>

  • ・「入学お祝い金」:子供が小学校~大学などに進学した際に受け取れる
  • ・「満期保険金」:満期時(大学進学時)に受  け取れる
  • ・「払込免除特則」:契約者(親であることが多い)が死亡・高度障害状態になった際、保障内容はそのままで保険料の支払いが免除される


つまり学資保険とは保険会社に教育費の積み立てを任せ、強制的に教育費を準備するための保険なのです。
 

2-2. 子供保険とは、病気・ケガの保障など子供のための保険全般

子供保険は、子供の病気やケガの保障など、子供のさまざま支出に備える保険全般を指します。
 

子供が成人するまで(あるいは18歳まで)の病気やケガの保障をするものが一般的です。ただときには個人賠償や学資の保障がセットになっている場合もあり、「子供保険」という名前に明確な定義はないのが実態です。
 

子供保険のおもな保障内容を以下にまとめました。
下記の保障に学資保険がセットになっているものもあるので、保険ごとにしっかり保障内容を確認してください。


<子供保険のおもな保障内容>

  • ・「通院給付金」:病気やケガで通院したときに受け取れる
  • ・「入院給付金」:病気やケガで入院したときに受け取れる
  • ・「手術給付金」:病気やケガで手術したときに受け取れる
  • ・「死亡・重度障害保険金」:病気や事故で死亡・重度障害状態になったときに受け取れる


つまり子供保険とは、子供の予測できない病気やケガ、事故などで発生する費用に備えるための保険なのです。
 

3. 子供のための保険選び。学資保険か子供保険どっち?


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学資保険は教育費、子供保険はおもに病気やケガの保障をする保険で、それぞれ保障の目的が異なります。そのため各保険を検討する際は、
 

  • ・教育費の準備方法をどうするのか
  • ・自治体の医療費助成制度はどうなっているのか


を確認したうえで、加入を決めましょう。
 

3-1. 学資保険は、教育費の準備方法をどうするかで加入を決める

学資保険は、教育費という将来絶対必要になる支出に備える保険です。
 

一般的に多くの子供は小学校・中学校・高校を経て、専門学校や大学へ進学します。細かい進学先はまだわからなくても、社会に出る前段階で何らかの学校に進学させる家庭がほとんどでしょう。
 

そのため学資保険という形でなくても、教育費の準備は必須です。学資保険を考える際は、各家庭で教育費の準備方法をどうするのか決めたうえで、加入を検討しましょう。
 

なお教育費を学資保険で準備するメリットは、次の3点です。
 

  • ・万一の際は保険料支払いが免除になり、保険金は満額保障される保険料払込免除特則がある
  • ・生命保険料控除を活用できる
  • ・半ば強制的に積み立てられる


学資保険は契約後すぐに解約すれば元本割れしますし、途中引き出しができないという制限があります。しかしこうした保険ならではの制限があるからこそ、貯蓄が苦手な方でも無理やり教育費をためることが可能です。
 

保険ならではの特性を活かして「節税しながら強制的にためたい」という方や、「親の死亡保障を兼ねて教育費を準備したい」という方は、学資保険も教育費準備の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
 

3-2. 子供保険は、自治体の乳幼児医療費助成制度で加入を決める

子供保険は病気やケガなど、子供の予測不能な事態に備える保険です。
 

集団生活が基本で、活発に動き回る子供は病気やケガをしやすい環境にあります。子供保険は保険料も1000円程度と安いものが多いため、万一の治療費に不安がある方は手軽に保障を備えられるでしょう。
 

子供保険は教育費と違い、予測不能の「もしも」の費用に備える保険です。実際必要になるかどうかは誰にもわかりません。そのため加入の際は病気の可能性がどうかを考えるのではなく、「何かあったとき治療費を支払えるか」という視点で加入を検討しましょう。
 

子供の治療費負担を考えるうえで欠かせないのが、各自治体で設けられている乳幼児や子供の医療費助成制度です。くわしい内容は自治体によって異なりますが、子供が病気やケガで入院・通院した際の窓口負担を一定額に抑えるものが一般的です。ご自身の住んでいる自治体の制度が充実している場合は、子供の治療費負担を保険で賄う必要はないかもしれませんね。
 

ただし乳幼児や子供の医療費助成制度は、
 

  • ・子供の入院に親が付き添い入院し、そのために親が仕事を休んだときの保障
  • ・子供の損害賠償費用


は保障に含まれていません。
 

治療費以外の支出が気になる場合は、個人賠償補償付きの子供保険を検討するなどして、総合的に子供に関する備えをしておくと安心ですよ。  
 

4. まとめ

子育て世帯は何かと支出が多く、計画的な貯蓄が難しくなるものです。いずれ必要になる教育費や万一の医療費に少しでも不安があるなら、学資保険や子供保険についてまずは商品性や自分たちに「今」適しているのかどうかをよく理解した上で、活用することをも検討してみましょう。

 

記事内容は執筆時点(2020年02月)のものです。最新の内容をご確認ください。

 

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執筆者情報
服部 椿

服部 椿
AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士  金融代理店での勤務経験と、自身の投資経験を活かしたマネーコラムを多数執筆中。
子育て中のママFPでもあり、子育て世帯向けの資産形成、ライフプラン相談が得意。


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