ほけんのホント掛け捨て型保険に入ると損した気になるのはなぜ?理由を徹底検証

公開日:2020-02-12 (更新日:2020-09-28)

【掛け捨て保険が損した気になっているあなたへ】シリーズ Vol.1

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<写真=pakutaso.com>
 

「掛け捨て型保険」と聞くと、なんだか損をしている気がしませんか? 将来のことを考えてそろそろ保険に入ろうと思っても、損をするイメージがあるとためらってしまいますよね。そこで今回は、なぜ掛け捨て型保険が損をした気になってしまうのか、理由について解説します。

1. 掛け捨て型保険で損した気になってしまう理由

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「掛け捨て型保険=損」と思ってしまうのには、次の理由が考えられます。 
 

1-1. お金を捨てているイメージがある

「掛け捨て」という言葉自体に、お金を捨てているイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。保険に加入すると月々3000円や5000円など決まった額を払い続けていくので、払ったお金がそのままなくなっていく感覚になるのかもしれません。 
 

しかし、保険料の支払いは皆さんがよく知っている「ホームセキュリティサービス」に似ています。ホームセキュリティサービスは、自宅に侵入者が現れたときや火災が発生したときにガードマンが駆けつけてくれるサービスです。
 

何事もなければ警備会社が対処する機会がありませんが、契約期間中はずっと見守ってくれているのでお金を捨てているわけではありませんよね。保険も万一のリスクに備えるサービスで、契約期間中に死亡や病気、ケガが発生すれば保険金を支払うことで契約者の生活を支えているのです。
 

1-2. 解約や満期時に掛け金が返ってこない

掛け捨て型保険は途中で解約しても解約返戻金がないか、あったとしても少額です。満期がないため満期返戻金もなく、保険金を請求する機会がなければお金を受け取れません。死亡や病気、ケガに備えて掛け捨て型保険に加入しても、契約期間中ずっと健康なら保険金を請求することはないでしょう。
 

支払ったお金が返ってこないことから掛け捨て型保険と呼ばれていますが、これに対して解約返戻金や満期返戻金が受け取れる商品は貯蓄型保険と呼ばれています。掛け捨て型保険はよく貯蓄型保険と比較されるため、どうしても損するイメージがついてしまったのです。
 

1-3. 貯蓄性がない

貯蓄型保険は保障と貯蓄機能を備えた保険で、終身保険や養老保険、学資保険などが該当します。これらの保険は長く保険料を支払い続けることで、解約や満期時に返戻金を受け取ることができます。長期間保険に加入して、保障と貯蓄の両方に備えたい場合に最適です。
 

一方、掛け捨て型保険は貯蓄機能がなく保障のみの商品です。その分保険料は割安で、一定期間だけ保障がほしい場合に向いています。両者を比較すると、掛け捨て型保険は保険料が安いというメリットがあるにもかかわらず、貯蓄型保険には貯蓄機能があるため「掛け捨て=損」「貯蓄型保険=お得」というイメージを持っている人が多いのでしょう。
 

2. 掛け捨て型保険が損ではない理由とは

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掛け捨て型保険は、決して損する保険ではありません。掛け捨て型保険で損をしない理由を解説します。 
 

2-1. 保険料の仕組みがシンプル

掛け捨て型保険の保険料には、貯蓄型保険のような積立部分のお金が含まれていません。保障部分にのみお金を支払っており、保険料の仕組み自体がシンプルです。だからこそ、解約や満期のことを考えることなく必要な期間だけ加入すれば十分な保障が得られるのです。
 

家族構成が変わったりして、保険を見直したいときも、気軽に解約したり他の保険に入り直したりすることができます。
 

2-2. 安い保険料で必要な保障が得られる

掛け捨て型保険は貯蓄型保険と比べると保険料が割安です。そのため、安い保険料でしっかりとした保障が得られる商品が多く、一定期間だけ保険に入りたい方におすすめできます。
 

とくに子供が小さいときだけ加入したい方や、保険料をできるだけ抑えたい方に向いています。
 

3. 掛け捨て型保険に加入するときの心構え

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掛け捨て型保険に加入するときに心得ておきたい事柄をご紹介します。 
 

3-1. 貯蓄と保険は分けて考える 

保険はあくまで万一のときのリスクをカバーするものです。保険を使ってお金を貯めようとするのではく、貯蓄と保険は分けて考えたほうがいいでしょう。
 

もちろん終身保険や学資保険など保障内容が魅力的な保険なら、貯蓄型保険もおすすめです。しかし、初期手数料や運用費といった見えずらいコスト面、そして中途解約するとマイナスになる可能性からの流動性の課題面などから、貯蓄型保険でお金を大きく増やすのは容易ではなく、その上必要のない保障までつけても意味がありません。死亡や疾病、ケガなどのリスクは保険でカバーし、貯蓄は預金や株式、投資信託などで分けて検討することも良いでしょう。
 

3-2. 必要最低限の保障内容・保険金額にする

保障内容を手厚くしたり、保険金額を上げたりするとその分保険料が高くなります。自分の年齢や職業、家族構成に応じて必要な保障内容と保険金額を選択して加入してください。
 

ただし、自分にとって必要な保障内容や保険金額が分からないという方も多いでしょう。そんな方は保険ロボアドバイザーを使ってみてください。年齢や性別、家族構成を入力すると必要な保障内容をデザインしてくれます。詳細なプロフィールを入力すれば、自分にぴったりな保障が見つかるので、保険に詳しくない人も安心です。

 

記事内容は執筆時点(2020年02月)のものです。最新の内容をご確認ください。

 

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執筆者情報
垣内 結以

垣内 結以
フリーライター  2009年に大手損害保険会社へ入社し、営業事務、保険金お支払いセンター、総務、役員秘書などを経験。フリーライターとして独立後、FP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)の資格を取得。現在は多数のWebメディアにて貯蓄や保険、節約に関する記事を執筆。


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