ほけんのホント掛け捨て型の保険ってどうなの?その仕組みと種類、メリット・デメリットについて解説

公開日:2020-02-14 (更新日:2020-09-28)

【掛け捨て保険が損した気になっているあなたへ】シリーズ Vol.2

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掛け捨て型の保険はよく分からないし損に感じるという理由で、なんとなく積立型の保険を選んでいませんか?「掛け捨て」という言葉がマイナスな印象を与えてしまうこともあり、敬遠されてしまいがちですが、特徴さえ理解すれば使い勝手のよい保険です。
 

本記事では掛け捨て型保険の仕組みやメリット・デメリットについて、分かりやすくお伝えしますね。

1. 掛け捨て型保険の仕組み 

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積立型保険では、支払った保険料の一部が資産として積立てられていきます。一方で、掛け捨て型の保険は支払った保険料の積立てが行われません。つまり掛け捨て型保険では、契約が満期を迎えたとしても解約返戻金や満期保険金が用意されていないということです。
 

2. 掛け捨て型の保険のメリット

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では掛け捨て型保険が悪い保険かというと、決してそんなことはありません。掛け捨て型保険ならではの魅力を順番にお伝えしていきますね。
 

2-1. 保険料が比較的(積立保険などと比べて)安い

掛け捨て型保険を避ける大きな理由は、支払った保険料が返ってこないので、なんだか損をした気分になるからではないでしょうか。 
 

たしかに積立保険は保障があるだけでなく、貯蓄のような機能を果たす側面があるためお得に感じるでしょう。しかし一方で、二つの機能を両立させるためのコストがかかっているため、同じ保障を準備した場合には、掛け捨て型より保険料が高くなります。
 

そのため掛け捨て型保険は、保険料をとにかく安くおさえたいと考えている若年層や、貯蓄機能を別で準備しようと考えている人におすすめです。
 

2-2. 保険の見直しが簡単

掛け捨て型保険は先述したとおり資産性がありません。ですが、いつでもやめることができます。
 

積立て型の保険は加入を続けていないと、支払った保険料に対して解約返戻金や満期保険金が少なくなってしまいます。それに対して掛け捨て型保険なら、そもそも損をするという発想がありませんので、いつでも他の保険へ乗り換えることができます。 
 

保険に加入したばかりでも、ほかにお金が必要になったり家計が苦しくなったりするようなことがあるので、気軽にやめることができることはメリットといえます。
 

3. 掛け捨て型保険のデメリット

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掛け捨て型保険は圧倒的な安さと自由な契約が魅力ですが、注意しておきたいデメリットもありますので確認していきましょう。
 

3-1. 更新の際に保険料が上がる点に注意

掛け捨て型保険に資産性がない点については何度もお伝えしていますが、もう一つお伝えしておきたいことは、掛け捨て型保険を更新する際は保険料が上がるということです。 
 

積立て型の終身保険では、保険料と保障がずっと同じというのが一般的です。それに対して掛け捨て型保険は5年や10年のように期間を設定して契約します。契約期間が満了した際は新たな契約時の年齢から保険料を算出しますので、どうしても保険料が上がる傾向にあります。
 

掛け捨て保険は、契約更新時に保険料が上がる代わりに気軽に契約できるのが魅力です。一方で、積立型保険は支払う保険料が一定で契約の更新をする必要がありません。掛け捨て型と貯蓄型保険のメリット・デメリットを比較して、自分が納得できる契約をするとよいでしょう。
 

4. 自分に必要な保険って?最低限知っておきたい4つの保険

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掛け捨て型保険は大きく4つのタイプに分けることができます。それぞれの特徴を理解したうえで、自分が必要としている保険を選びましょう。最近では>>自分に必要な保険を教えてくれるロボアドバイザー<<が話題ですので、参考のために利用すると新たな気づきがあるかもしれません。
 

4-1. 定期保険

死亡に備える保険です。保険のなかで最もシンプルで分かりやすく、期間内に契約した人がなくなった場合に、死亡保険金が支給されます。 
 

自分に“もしものこと”が起こったときに、どれだけのお金が必要かを考えて保険金を設定するとよいでしょう。自分が開いてほしい葬儀の規模に応じた金額や、子供が成人するまで生活できるだけの金額を設定することが大切です。
 

4-2. 医療保険

病気やケガに備える保険です。治療を行った場合や治療のために入院が必要だった場合に保険金が支給されます。治療費が実費(自己負担分)で支払われるタイプのものや、入院期間に関わらずお見舞金として一時金で支払われるものもあります。
 

貯蓄があれば医療保険は必要ないという意見もありますが、治療費や入院費は保険で対応したいという人は医療保険を厚くしているとよいかと思います。 
 

4-3. がん保険

掛け捨て型保険のなかで最もおすすめの商品はがん保険です。他の保険については健康保険があるという観点から、保険を使わずに貯蓄で対応することが可能ですが、がん治療は例外です。 
 

もし、がんと診断されて先進医療を受ける場合、健康保険の適用ができずに全額が自己負担となってしまう可能性があるからです。そのため、がん保険の「先進医療特約(単体のものもある)」はできれば加入しておきましょう。
 

4-4. 収入保障保険・就業不能保険(所得補償保険)

収入保障保険は、自分にもしものことがあったときに保険金を給与のように受け取ることができる保険です。就業不能保険は、働けなくなることで収入がなくなるリスクに備える保険です。こちらは病気やケガで長期間入院することになった際に保険金が支給されます。
 

どちらも保険金を収入の代わりとする点は同じですが、就業不能保険のほうはケガや病気の治療費ではなく、働けない間の支払いを保険でまかなうために加入する保険です。貯蓄を減らしたくない人におすすめの保険で、家族の生活費だけでなく住宅ローンなどの支払いにも活用することができます。
 

5. まとめ

貯蓄型保険と掛け捨て型保険の特徴を理解することで、今まで感じていたイメージが変わったのではないでしょうか。保険のメリット・デメリットを知ることで、自分に必要な保障と不必要な保障に気づくきっかけになればと思います。

 

記事内容は執筆時点(2020年02月)のものです。最新の内容をご確認ください。

 

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執筆者情報
中西 雅也

中西 雅也
酒井FP綜合事務所 ファイナンシャル・プランナー 1994年生まれ。「明日から使える知識をお届けすること」をモットーに、手帳を使った人生設計の方法や、初心者向けのお金勉強会を開催している。
<保有資格>
2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)


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