ほけんのホント手厚い死亡保障を備えるには掛け捨て型の生命保険がベストな理由とは

公開日:2020-02-19 (更新日:2020-10-02)

掛け捨て保険が損した気になっているあなたへシリーズ Vol.4

親子,つなぐ,安心
<写真=pakutaso.com>
 

掛け捨て型の保険は、支払う保険料が割安で済む反面、途中で解約したり満期を迎えたりしても戻ってくるお金がない、もしくはあってもかなり少額です。そのため、加入しても損なのではないかと考えている人も多いのではないでしょうか?
 

しかし、手厚い死亡保障を準備する場合は、貯蓄型の保険よりも掛け捨て型の生命保険を選ぶ方がおすすめです。
 

そこで今回は、手厚い死亡保障を備えるには掛け捨て型の生命保険がベストな理由や、おすすめの掛け捨て型保険、選ぶ際の注意点について解説していきます。

1. 手厚い死亡保障を掛け捨て型保険で準備すべき2つの理由

親子,触れ合う,守る
<写真=pakutaso.com>
 

はじめに、手厚い死亡保障を準備する手段として掛け捨て型の生命保険がおすすめできる理由について解説します。
 

1-1. 手ごろな保険料で手厚い保障を得られる

掛け捨て型の生命保険は、保険金額が数千万円と高額になっても、手ごろな保険料で加入できます。そのため、保険料負担が家計を圧迫し生活が苦しくなる心配を減らせます。
 

特に生まれたばかりの子供がいる人の死亡保障額は、残された家族の生活費や教育費などに備えるために手厚い死亡保障が必要。国から支給される遺族年金の額を考慮しても、3,000〜5,000万円ほどの保障が必要になるケースがほとんどです。
 

仮に30歳の男性が、終身保険のような貯蓄型の保険で3,000万円の死亡保障を準備すると、毎月数万円の保険料を支払わなければならず、家計を圧迫するリスクが高くなります。
 

掛け捨て型保険であれば、保険金額を数千万円にしても毎月の保険料負担は数千円程度で済むケースが多く、家計への負担を抑えながら万一の場合にしっかり備えられます。
 

1-2. 手厚い死亡保障が必要なのは一定期間のみの場合が多い

一般的に、手厚い死亡保障が必要なのは、一定期間のみというケースがほとんどです。
 

例えば、世帯主の死亡保障では、子供が独立すると子供の分の生活費や教育費を備えなくてよくなるため、保障額が減り手厚い保障が必要なくなることが一般的です。
 

掛け捨て型の生命保険は、手厚い保障が必要な期間に絞って加入でき、保険料負担を少なくできます。
 

2. おすすめの掛け捨て型生命保険

おすすめ,教えて,情報
<写真=pakutaso.com>
 

次に、手厚い死亡保障を準備するときに、おすすめな掛け捨て型生命保険の種類をご紹介します。
 

なお、こちらのページ内の保険ロボアドバイザーに年齢や家族構成などを入力すると、あなたにおすすめの保険の種類や受け取れる保険金、支払う保険料の目安が表示されます。
 

実際に加入する保険を選ぶ際に、ぜひ活用してみてください。
 

2-1. 定期保険

定期保険とは、加入してから一定期間内に保障の対象となる人が亡くなった場合に保険金が支払われる掛け捨て型保険です。
 

「10年の間に亡くなると1000万円の保険金が支払われる」といったシンプルな保障内容ですので、保険に詳しくない人でも理解しやすい点がメリットといえます。定期保険の保険金は基本的に一括で支払われるため、残された家族の生活費だけでなく、葬式代のような死後の整理費用にも幅広く活用できます。
 

保障期間は「10年」のように年数で決まるタイプと「65歳まで」のように年齢で決まるタイプがあります。年数で決まるタイプは、保険期間が満了すると自動更新となり、引き続き保障を継続できます。ただし更新をした場合は、更新時における保障の対象となる人の年齢で保険料が再計算されて、負担が増加する仕組みです。
 

2-2. 収入保障保険

収入保障保険は、亡くなった場合に残された家族に対して、保険期間の満了まで毎月一定額の保険金が支払われる死亡保険です。
 

保険金は分割で支払われるため、残された家族は給与のように受け取ることができ、生活費として計画的に利用しやすい点がメリットです。また、収入保障保険は加入期間が経過すると同時に支払われる保険金の総額が減る仕組みのため、見直しをする手間が省けます。
 

例えば、保険期間が60歳まで、保険金額が毎月15万円の収入保障保険に加入したとしましょう。保障の対象になる人が40歳で亡くなった場合、受け取れる保険金の総額は3,600万円(15万円×12ヶ月×20年)ですが、50歳で亡くなると受取総額が1,800万円(15万円×12ヶ月×10年)となります。
 

必要保障額は、子供が成長するにつれて独立するまでの年数が短くなり、必要な生活費や教育費も減るため、定期的な保険金額の見直しが必要です。収入保障保険であれば、満期を迎えるまで保険金を毎月受け取る仕組みで、加入期間の経過とともに保険金の受取総額が減少するため、定期保険よりも見直しをする手間が省けます。
 

3. 掛け捨て型の生命保険に加入する場合の注意点

注意,ポイント,理由
<写真=pakutaso.com>
 

最後に、掛け捨て型保険に加入する場合の注意点をご説明します。
 

3-1. 公的な保険制度や勤務先の福利厚生制度を確認した上で加入する

必要保障額は、残された家族の必要生活費・教育費から、国の遺族年金や勤務先の弔慰金などを差し引いた額となります。そのため、自分が亡くなった場合に、遺族年金や弔慰金などがいくら受け取れるのかを確認したうえで、保障額を決めましょう。
 

遺族年金の額は、生命保険会社のホームページに目安が掲載されている場合がありますが、具体的な金額はFPのような専門家に計算してもらうと安心です。弔慰金や死亡退職金については、勤務先の就業規則を確認しましょう。
 

3-2. 葬儀費用の準備手段は終身保険の方がおすすめ

葬儀費用は、生涯にわたって必要になる費用です。そのため、保障期間が一定である定期保険ではなく、生涯におけるわたって保障を得られる終身保険で準備すると良いでしょう。
 

3-3. 更新型は保険料の上昇に注意

更新型の保険は、更新するたびに保険料が著しく上昇して、家計を圧迫するリスクが高まります。特に子供の進学や住宅の購入といったライフイベントと更新が重なると、途端に生活が苦しくなる場合や欲しかったものを諦めなければならない事態になりかねません。
 

そのため、更新型の定期保険に加入するときは、目先の保険料だけでなく、必ず更新後の保険料も確認したうえで加入しましょう。
 

3-4. 手厚い死亡保障が必要な人こそ“掛け捨て型”

このように手厚い死亡保障が必要な人は、保険料が手頃で保障が必要な期間だけ加入できる、掛け捨て型生命保険の方がおすすめです。
 

貯蓄型の生命保険で保障を手厚くすると、保険料負担が高額になり家計を圧迫する可能性が高まります。掛け捨て型生命保険の種類や加入時の注意点も踏まえたうえで、自分に合ったプランを検討してみてはいかがでしょうか。

記事内容は執筆時点(2020年02月)のものです。最新の内容をご確認ください。

▲目次にもどる
 

執筆者情報
品木 彰(しなき あきら)

品木 彰(しなき あきら)
保険・金融ライター  大手生命保険会社にて7年半勤務し、チームリーダーや管理職候補として個人営業、法人営業の両方を経験。その後、人材会社で転職コンサルタントとしての勤務を経て、2019年1月よりwebライターとして独立。
保険、不動産、税金、貯蓄術など幅広いジャンルの記事の執筆や監修を行なっている。FP技能士2級。


ページTOPへ