ほけんのきほん保険の種類:がん保険 その特徴と仕組み

公開日:2020-02-26 (更新日:2020-03-28)

国立がん研究センターによると、がん罹患数(がんにかかっている人の数)は、高齢化社会の影響を除いたとしても1980年代以降増加しています。ここではがん保険やがん治療などへの理解を深めながら、がん保険の選び方やいつから入ればよいのかという疑問についても解説していきます。

 

病気やケガの治療での公的保障とは

病気やケガにおける公的保障とは、「公的医療保険」に加入している人が受けられる保障のことをいいます。日本には国民皆保険制度があり、例外を除いたすべての人が公的医療保険に加入することになっています。

 

公的医療保険と医療費の自己負担額

公的医療保険に加入していれば、病気やケガの治療にかかる医療費の一部を負担してもらえる仕組みです。公的医療保険は、主に健康保険(社会保険)と国民健康保険の2種類に分けられ、職業などによって加入する保険や保障内容も異なります。健康保険(社会保険)は会社員などが社会保険制度により会社を介して加入する保険、国民健康保険は自営業者などが自治体を介して加入する保険です。

では、公的医療保険に加入すると病気やケガの医療費は具体的にどうなるのでしょうか。年齢や所得にもよりますが、自己負担額は高くても3割で済みます。例えば30,000円の医療費がかかる病気やケガの場合、単純に計算して最高でも9,000円程度の支払いで済むというわけです。

 

公的医療保険の高額療養費制度とは?

公的医療保険には、高額療養費制度というものがあります。これは、1ヵ月あたりにかかった医療費の自己負担額が一定の限度額を超えた場合、申請すれば払い戻しがされる制度です。医療費の自己負担額は人それぞれで、所得や年齢などによっても異なります。

例えば年収が約370万~約770万円、70歳未満の人が病気になり、全部で100万円の医療費がかかったとします。この場合「80,100円+(総医療費-26万7,000円)×1%」、つまり実質87,430円の支払いで済むことになります。高額療養費制度に適用される医療費は内容によって制限がありますが、利用すれば医療費が高額な場合でも自分で支払う費用が大幅に軽減されるのです。

 

がん治療の特徴

続いては他の病気と違ったがん治療の固有の特徴について見ていきましょう。

 

治療期間が長い

がん治療の特徴は主に二つあります。一つめは治療期間が長いことです。病状の進行程度にもよりますが、通常の治療では複数の検査を行った後、入院し手術を行い、退院後も多くの場合は通院と治療が続きます。近年、がんによる入院期間は短くなってきていますが、一般的な病気やケガと比べると長期間に及ぶことが多いのです。

治療が長期間になるほど必要とする医療費はかさんできますし、治療に要する時間が長ければ仕事への影響も大きく収入にも響いて来るかも知れません。がんとの闘いは家計にも大きな影響を与えますので十分に注意しておきたいものです。

 

公的保障の対象外の治療がある

もう一つの特徴は、病状に応じて公的保障の対象外の治療を希望する場合があるということです。対象外の治療とは、先進医療を用いる場合や薬価基準収載前の承認医薬品を使う場合、保険適用前の承認医療機器を使う場合などが挙げられます。さらに、差額のベッド代や食事療養費なども対象外となります。がんの場合、このような公的に保障してもらえない治療があることも覚えておく必要があるでしょう。

がん治療には公的保障対象外の治療も含めて多くの選択肢が存在します。しかしながら経済的な問題から選択肢が狭められてしまうことも悲しい現実として起こり得ます。いざというときに多くの選択肢の中から満足できる治療法を選べるようにするためにはあらかじめ準備しておくことが必要です。

 

がん保険の特徴と仕組み

がんにかかった場合に備えて加入を検討したいがん保険。その特徴と仕組みについても見ていきましょう。

 

がん保険の特徴

がん保険とは「がん」だけに適用される保険です。がん以外の病気やケガへの保障はないため、他の医療保険と比べて保険料が安いという特徴があります。

もちろん、公的医療保険や個人で加入する保険会社の民間医療保険でも、がんを含む広範囲の病気やケガを保障してくれます。しかし、これらは対象となる病気が広範囲になるため比較的保障が浅く、給付金を受けられる日数に制限があったり、がんと診断されたときの一時金給付や先進医療保障がなかったりします。

 

がん保険の仕組み

がん保険はがんに関わる治療を給付金でサポートする仕組みの保険です。主に「診断給付金」「入院給付金」「手術給付金」「通院給付金」の四つの保障があります。中でも最大の特徴といえるのが「診断給付金」です。これはがんと診断されたら数百万円単位のまとまった一時金を給付してくれる保障です。入院日数により給付される「入院給付金」は、がん保険商品のほとんどが入院日数は無制限です。

各保険会社の商品により保障内容や給付金額などが異なるので、保険料なども含め自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。がん保険は、治療期間や治療方法などに関わらず、がんのさまざまな病状に対応できる仕組みになっています。

 

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保険や治療などへの理解が深まったら、いよいよ自分に必要な保障を検討してみましょう。とはいえ、がん保険の商品は非常に種類が多いため、なにを選んだらよいのか迷ってしまいます。

そこで活用したいのが保険ロボアドバイザーです。「医療・入院」の簡単な項目に入力していくだけで、保険料や保障のバランス、加入期間の目安など自分に適した保険がわかります。加入商品に迷った場合、まずは保険ロボアドバイザーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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執筆者情報
みんかぶ保険クルーS

みんかぶ保険クルーS
  老後がそろそろ気になるアラフィフです。明るい老後に向けて気になることをまとめていきます。


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