ほけんのきほん保険の種類:終身保険 その特徴と仕組み

公開日:2020-02-27 (更新日:2020-03-25)

当たり前のように日常生活を送るなかで、実はさまざまなリスクと隣り合わせで生きています。お風呂で足を滑らせて頭を打ったり、駅の階段で転んだり、ひょっとしたら楽しくお酒を飲んだ帰り道に交通事故に遭い不運にも命を落とす可能性すらゼロとはいえません。このような有事の際に保障を受けられるよう、「保険」に加入したり検討したりするのです。本記事では生命保険の中でも「終身保険」について解説します。

 

終身保険とは何か

終身保険は定期保険のように満期の設定がなく、一生涯にわたり保障を受けられる死亡保障に特化したタイプの生命保険です。終身保険に加入しておけば、解約しない限り被保険者がどのタイミングで亡くなったとしても保障の対象になります。万が一の手厚い備えとして被保険者はもとより、ご遺族も安心して生活を送れるでしょう。

 

終身保険の特徴と仕組み

死亡保障である終身保険は、被保険者が死亡したときに保険金を受け取る以外にもさまざまな特徴を持ちます。その特徴や仕組みについてご紹介します。

 

終身保険の払い込み方法はさまざま

終身保険の保険料は「終身払い」、あるいは「有期払い」のどちらかの方法で支払います。「終身払い」は被保険者が死亡するまで保険料を支払いつづけなければなりませんが、保険料は安く設定されます。一方、「有期払い」は、60歳など一定の年齢までであったり、10年間といった短期間だったりと、払込期間は契約内容によってさまざまです。例えば、65歳で保険料の支払いが終わる契約方法は、定年以降、保険料の払い込みを避けたい方に向いています。しかし、支払期間が短い分、毎月の負担額は高くなりやすいでしょう。

一生涯にわたり死亡保障を受けることができる一方、同様に死亡保障を受けられる定期保険と比較すると月々の保険料は高額になりがちです。メリットとデメリットを踏まえ慎重に検討しましょう。

 

貯蓄性のある終身保険

終身保険は月々の保険料が掛け捨てではなく、「貯蓄性」があるのも大きなポイントです。仮に途中で解約したとしても「解約返戻金」を受け取れます。ただし、この返戻金は、保険料を支払った期間の長さや加入時の年齢等によって金額が変動します。ほとんどの場合において、解約返戻金はそれまでに支払った保険料の総額を下回るように設計されているため、解約返戻金をアテにしてお金を増やすことを目的とする場合は注意が必要です。

 

相続対策としても有効な終身保険

終身保険のもうひとつのメリットは相続税対策にも有効だということです。終身保険の死亡保険金の場合、相続税に非課税枠が設けられています。受取人を配偶者やこどもに指定していれば、法定相続人1人につき500万円まで非課税となり、相続税対策として活用できます。受取人を明確に指定することで、相続トラブルを回避することもできるでしょう。

 

終身保険を検討するケースとは

一生涯にわたる保障を持つことができ、貯蓄性、相続税対策といったメリットのある終身保険ですが、どのような方に適しているのでしょうか。この保険を検討するケースについて解説していきます。

 

生前に葬儀費用を準備するケース

費用を抑えた小規模な家族葬が増えているとはいえ、近年の葬儀では200万円から300万円程度の費用が必要です。保険金を受取人に指定した配偶者やこどもが受け取ることで、葬儀費用にあてられますし、お墓もタダではありませんのでその費用にあてることができるかも知れません。いつ訪れるか分からない死、そして葬儀への備えとして、申請後すぐに保険金が入金される終身保険が選ばれるケースは多くあります。残された家族に葬儀に関わる経済的負担をかけたくないと考えている方は検討の価値があるでしょう。

 

相続放棄を検討しているケース

借金などの負の遺産が多い場合、相続人が相続に対して不安を感じているケースが多くあります。一般的に、相続する遺産がマイナスになる場合、相続放棄し遺産を受け取らない方が多いでしょう。しかし死亡保険金は、相続を放棄しても受け取れることをご存じでしょうか。

通常、被相続人が保有していた財産は相続財産に含まれますが、終身保険による死亡保険金の場合、受取人固有の財産となります。このため、相続を放棄しても死亡保険金を受け取れるのです。また、相続を放棄した場合でも、上述した生命保険金の非課税枠が適用されるケースは多くあります。適用されないケースでも相続税の基礎控除は適用されるため、保険金が基礎控除額程度であれば相続税をほとんど納めることなく配偶者やこどもに財産を残すことが可能です。

 

将来のための貯蓄を計画しているケース

終身保険を中途で解約した場合に解約返戻金が支払われるのも、終身保険の特徴です。計画的な貯蓄が苦手という方なら、この返戻金を目的に終身保険を利用してもよいでしょう。たしかに、それまで積み立ててきた保険料の総額よりも低い金額しか受け取れないかもしれません。しかし、死亡保障と同時に継続的な貯蓄ができるので、万が一への備えは万全です。

また、保険料を有期払いで契約し、保険料を払い終わった後(満了後)に解約するのも一つの手です。この方法なら中途解約にあたりません。こどもの学費にあてるなど、お金が必要となる時期に合わせて有期払いをいつまでとするのかを決めておけば、保障を持ちつつもお金を貯めることができる有効な貯蓄方法となるでしょう。月々の負担は定期保険や、同じ終身保険でも終身払いと比較して重くなりますが、長期的に考えるとメリットの方が大きくなります。

 

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終身保険を検討する際は、年齢や家族構成、収入、仮に自身が亡くなった場合に家族にどのような保障を残したいかによって、必要な保障額や保険商品が変わります。このような多様なニーズを踏まえ、各個人に合った保険内容を案内するツールとして、「保険ロボアドバイザー」が注目されています。

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執筆者情報
みんかぶ保険クルーS

みんかぶ保険クルーS
  老後がそろそろ気になるアラフィフです。明るい老後に向けて気になることをまとめていきます。


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