ほけんのきほん保険の種類:介護保険 その特徴と仕組み

公開日:2020-03-09 (更新日:2020-03-27)

介護,老人,高齢者

高齢化社会が進むにつれて、公的介護保障の給付条件の見直しや介護保険料の値上げのニュースを目にすることが多くなってきました。そこで今回は公的な介護保険に加え、民間の介護保険についてご紹介します。介護保険の仕組みを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

介護とは

介護,支援,介助

近い将来、自分に介護が必要なときが本当にくるのでしょうか?ここではまず、介護が必要とされるのは具体的にどんな状態のことをいうのかを確認してみましょう。

 

介護が必要なのはどんなとき?

厚生労働省では、心身の状況に応じて、介護が必要な状態を以下のように分けています。

 

・要支援1
立ち上がりや歩行など、日常生活の一部において支援が必要な状態。

・要支援2
立ち上がりや歩行に加え、入浴や排せつなども一部支援が必要な状態。

・要介護1
立ち上がりや歩行、入浴、排せつに一部介助が必要な状態。
問題行動や理解の低下が生じることもある。

・要介護2
立ち上がりや歩行、入浴、排せつに全介助が必要な状態。
問題行動や理解の低下が生じることもある。

・要介護3
立ち上がりや歩行、入浴、排せつに全介助が必要な状態。
問題行動や理解の低下が複数生じることもある。

・要介護4
ほとんどの日常生活で介助が必要な寝たきり状態(座って食事をすることができる場合もある)。
多くの問題行動や理解の低下が生じることもある。

・要介護5
さらに重度の寝たきり状態。
多くの問題行動や理解の低下が生じることもある。

これは医師による意見書や調査員による調査、介護認定審査会など、さまざまな調査を経て認定されます。

 

実際に介護を受けているのはどのくらい?

では、現在介護を必要としている人はどのくらいいるのでしょうか?厚生労働省の「介護保険事業状況報告の概要(令和元年10月暫定版)」によると、上記で説明した「要支援1~要介護5」の認定者は668.1万人いるそうです。将来自分が何らかの病気にかかるなどして、被介護者になる可能性は十分あるといえるでしょう。


介護が必要になったときに利用できる制度

公的介護,民間介護,介護制度

いざ自分に介護が必要になったときには、どうすればよいのでしょうか?ここでは、介護を受けたいときに利用できる二つの保険制度を紹介します。

 

公的な介護保険

日本では、2000年から介護の公的保障制度を設けています。40歳以上から加入が義務づけられており、65歳以上を第1号被保険者、40~64歳を第2号被保険者として、先ほど説明した「要支援1~要介護5」のランクに応じて、適切な介護サービスを自己負担1~3割で受けることができます。ただし、月ごとの上限額が決まっており、その上限を超えるサービスは全額自己負担をしなければなりません。主なサービスには、訪問介護や通所・入所介護があります。

公的な介護保険を活用する場合でも1~3割の自己負担は発生しますので、40歳からの公的介護保障制度に加入していても無料で介護サービスを受けられるわけではないのでご注意ください。

 

民間の介護保険

公的な介護保険では、状況に応じてサービスを受けられますが、それだけでは不十分な可能性もあります。たとえば、介護のための福祉用具や普段の食事・生活にかかる費用は、公的な介護保険では賄いきれません。また自分一人では歩いて通える病院でも、介護が必要な方を連れていくとしたらタクシー等を利用しなければならないケースもあり交通費がかさんでくることもあるでしょう。そんなときに利用できると心強いのが民間企業の介護保険です。

民間企業の介護保険は、介護が必要になったときに保険金を受け取るというもので、保険金を使ってさまざまな費用を工面することができます。

 

民間企業における介護保険の特徴と仕組み

介護保険,詳しく,確認

公的な介護保険で足りない分を補える民間の介護保険。ここでは、民間の介護保険について、さらに詳しく見ていきましょう。

 

保険料の払い方

民間の介護保険は、まず保険料の払い方で、二つのタイプに分かれます。一つは掛け捨て型、もう一つは積み立て型です。これらはそれぞれにメリット・デメリットがあります。掛け捨て型は保険料を安く抑えられますが、支払った保険料は戻ってきません。一方、積み立て型は満期または解約時に保険金を受け取れますが、掛け捨て型に比べると保険料が高額です。自分に合ったタイプを選びましょう。

 

保険金の受け取り方

さらに保険金の受け取り方でも三つのタイプに分かれます。毎年一定額を受け取る年金型、1回で全額を受け取る一時金型、この二つを組み合わせた混合型の三つです。車いすや介護用ベッドの購入など、初期費用に使うなら一時金型、毎月の生活費に充てるなら年金型が適しているでしょう。

 

保険適用の基準

公的な介護保険は、先ほど説明した要介護(要支援)認定を受けることで保険適用となりますが、民間の介護保険は保険会社によって適用基準が異なります。主に二つに分かれ、一つは公的な介護保険の適用基準に準ずるもの、もう一つは会社が独自で基準を定めているものです。どんなときに保険が適用されるのかはトラブルにもなりやすいので、事前によく確認しておきましょう。

 

介護は「する側」にも「される側」にもなりえますが、その経済的負担と身体的負担は「する側」「される側」の両方にとって大変なものです。
どちらの側に立ったとしても今までの生活を出来る限り壊さないようにする準備が肝要です。

 

保険ロボアドバイザーの「要介護」で必要な大きさを検討

デザイン,保険,見直し

民間の介護保険は、商品によって保障の大きさが異なります。では、自分に合った保険はどのように選べばよいのでしょうか?そんなときに役立つのが「保険ロボアドバイザー」です。

保険ロボアドバイザーは、簡単なプロフィールを入力することで自分に合った保険をデザインしてくれる便利なサービスです。なかでも「要介護」という欄で自分が望む介護生活を入力すれば、それに合った保障内容を提示してくれます。自分に合った介護保険を探しているという方は、ぜひ一度保険ロボアドバイザーを使って検討してみてはいかがでしょうか。

 

>> 話題の最新保険ロボアドバイザーで自分をデザインしてみる

執筆者情報
みんかぶ保険クルーS

みんかぶ保険クルーS
  老後がそろそろ気になるアラフィフです。明るい老後に向けて気になることをまとめていきます。


ページTOPへ