自動車保険

自動車保険の乗り換え方法は?おすすめのタイミングと乗り換え先の選び方も解説

著者:みんかぶ編集室

2022年10月14日 掲載

「今加入している自動車保険の保険料が高いから他社に乗り換えたい。でもどうやって乗り換えたらいいのか手順がわからない。」

という悩みを抱えている人は少なくないと思います。たしかに、自動車保険を乗り換えるためには「解約」と「新規契約」の必要もありますし、その他もろもろの手続きも必要です。

そこで今回は、自動車保険の乗り換え方法やいつ乗り換えるのがおすすめなのかなど乗り換え検討者が気になるポイントを解説します。

「乗り換えの際、担当者に解約を伝えるのが気まずくならないのか」などささいな疑問についても解答しているので是非参考にしてみてください。

すぐに具体的な乗り換え方法から知りたい方はこちら

自動車保険を乗り換えるのにおすすめのタイミング

自動車保険のおすすめの乗り換えタイミング

自動車保険の乗り換えをするなら、現在加入している自動車保険が「満期」を迎えるタイミングがおすすめ。

理由は、以下2点です。

  • 戻り率が高い解約返戻金となるから
  • 等級が上がるタイミングで損しないから

詳しくは自動車保険を乗り換えるデメリットで紹介しますが、途中解約をしてしまうと既に支払った保険料、今後の保険料の2つの観点でマイナスの影響を与えてしまいます。

自動車保険を乗り換えるデメリットはこちら

ですから、基本的には「満期時」での乗り換えがおすすめです。

自動車保険を乗り換える3つのメリット

自動車保険を乗り換える3つのメリット

そもそも自動車保険を乗り換えるメリットは何があるのでしょうか。具体的なメリットが分からないと重い腰を上げて乗り換える気になりませんよね。

自動車保険を乗り換えるメリットは大きく分けて3つあります。

  • 自動車保険料が割安となる可能性がある
  • 自分にとって必要な補償内容の保険を改めて確認出来る
  • 新規見積もり・契約キャンペーンがある場合もある

自動車保険料が安くなる可能性がある

1番大きなメリットは、自動車保険を乗り換えることで「保険料が安くなる可能性がある」点です。

保険料が今よりも安くなれば、それだけ家計に余裕が生まれます。

例えば自動車保険Aの保険料が年間5万円程度、乗り換え先の保険料が3万円程度だった場合「年間2万円」節約可能。

これが10年続けば全部で20万円ほど固定費を浮かせることができます

見直しによって保険料が安くなった場合


1年 3年 5年 10年
節約できる金額
2万円
6万円
10万円
20万円

「自動車保険の見直しをして保険料を今より安くしたい」と考えている人は「自動車保険の見直しポイントとおすすめのタイミングを紹介」で見直しポイントを詳しく解説しています。

必要な補償、不要な補償の判断に迷っている人は一読してみることをおすすめします。

関連記事:自動車保険の見直しポイントとおすすめのタイミングを紹介

自分にとって必要な補償内容の保険を改めて確認出来る 

補償や特約が多く保険料が割高な場合だけでなく「今必要な補償・特約が不足している場合」でも乗り換えをするメリットがあります

特に、ライフスタイルが変わり「子供を乗せるようになった」「運転者が増えた」などの場合には、補償を手厚くしておきたいと思うはず

ライフスタイルの変化に合わせた補償内容に変更できる点も自動車保険を乗り換える大きなメリットといえますね。

ただ、「今のライフスタイルにあった補償内容がどれか分からない」という方もいると思います。そんなときは「一括見積もり+専門家に相談」がおすすめ。

みんかぶ保険でも「一括見積もり+専門家に相談」が無料でできるサービスを提供しているので、活用してみましょう。

新規見積もり・契約キャンペーンがある場合もある

必ずあるわけではありませんが、乗り換え先の損害保険会社が「新規見積もり・契約キャンペーン」を行っている場合もあります。

ギフトカードがもらえたり、ドライブレコーダーなどの特典をもらえる場合もあり非常にお得です。

保険料も割安になり、そのうえ特典までもらえたら「一石二鳥」ですよね。

関連記事:自動車保険おすすめランキング【毎月更新】

自動車保険を乗り換えるデメリットはある?

自動車保険を乗り換える際のデメリット

自動車保険の乗り換えにはメリットが多くありますが、闇雲に乗り換えをすればよいかと聞かれれば答えは「NO」です

相見積もりをとったり、現在加入中の自動車保険の契約内容を確認してからでないと損してしまう可能性があるからです。

この章では、乗り換え前に知っておきたい「自動車保険を乗り換える場合のデメリット」を解説します。

解約返戻金が支払った保険金額を下回ってしまう

現在契約している保険を途中解約する場合「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」をもらえる可能性があります。

解約返戻金とは、満期前に解約をする場合に返金される「支払った保険料の一部」のこと。

しかし、解約返戻金は、未経過の保険期間分の保険料全額が返ってくるわけではありません。

解約返戻金は以下の計算式(簡易的なもの)で決められるため、基本的に支払った保険料を少し下回った金額になってしまいます。

解約返戻金の計算方法

①年間保険料×(1-短期率)=解約返戻金額

②年間保険料×(1-未経過期間/12)=解約返戻金

短期率(短期料率)とは、保険会社ごとに決められた係数のことで、経過期間が長くなるほど高く設定されています。

短期率の例※

短期率の例

(※当社調べ)

なかには、解約返戻金の支払いが原則なしの自動車保険もあるため「満期まで待ってからのほうがお得なのか、それとも途中解約した方がお得なのか」を計算するようにしましょう。

等級が上がるタイミングが不利になってしまう

途中解約をしてしまうと、等級が上がるタイミングが1年分遅くなってしまいます。

等級は保険料を決める重要な要素の一つ。1等級だけでも保険料に数%の差が生まれてしまいます。

例:楽天損保 ドライブアシスト くるまの保険の場合

自動車保険の等級別料率

楽天損保:楽天損保 等級別料率制度(無事故による割引)(https://www.rakuten-sonpo.co.jp/family/tabid/1103/Default.aspx )

等級の観点からも、自動車保険を乗り換えるのであれば「満期」まで待つことがおすすめです。

ただ、今契約している自動車保険の保険料が高すぎる場合には、今すぐ乗り換えた方がお得なケースもありますので、まずは「安くなる金額」と「損してしまう金額」を計算するようにしましょう

関連記事:自動車保険の等級とは?保険料や割引率との関係をわかりやすく解説

自動車保険の乗り換え方法【4ステップで簡単完了】

自動車保険の乗り換え手続き

「自動車保険の乗り換えは面倒な手続きが多い」というイメージを持っている方も多いと思いますが、意外にも乗り換え自体は簡単です。

強いて言うなら乗り換え先選びに少々手間がかかる程度でしょう。具体的な乗り換え方法は以下の通り。

  1. 乗り換え先の自動車保険(保険会社)を決める
  2. 乗り換え先の保険会社へ新規契約をしたい旨を連絡する
  3. 加入している保険会社へ「解約」の連絡をする
  4. 解約・新規契約の必要手続きを済ませて完了

乗り換え先を保険のプロと相談しながら決めたい場合は「みんかぶ保険一括見積もり」、自分でじっくり調べて納得のいく自動車保険を選びたい方は「自動車保険の見直し方」を活用してみましょう。

乗り換え準備にかかる手間が削減できますよ。

相談しながら決めたい人向け

自動車保険を比較・見積もり

自分で選びたい人向け

自動車保険の見直しポイントとおすすめのタイミングを紹介

自動車保険の乗り換え時に必要な書類

スムーズに乗り換えを終わらせるためにも、自動車保険の乗り換え時に必要な書類も把握しておきましょう。

乗り換え時に必要になる書類は以下の3点です。

  • 契約中の自動車保険の保険証券
  • 車検証
  • 運転免許証

これらは、乗り換え先の自動車保険契約時に必要になります。

乗り換え先の自動車保険を上手に選ぶポイント

一括見積もりで乗り換え先を探す人も、自分でコツコツ調べながら乗り換え先を決めようとしている人も「自動車保険の上手な選び方」は知っておいて損はないはず。

自動車保険を上手に選びたい場合は、以下5点に注目するのがおすすめです。

  • 保険料の安さ
  • 対人・対物の賠償保険の補償内容
  • 車両保険の有無
  • 事故・トラブル対応の評判
  • 通販(ダイレクト)型か代理店型か

特に、事故・トラブル対応の評判は、万が一の際に対する安心感に繋がりますからしっかりと調べておきたいポイントですね。

また、ほぼ同じ補償内容であっても自動車保険ごとに保険料が異なる可能性があるため、相見積もりは必ずとるよう心がけましょう。

自動車保険を乗り換える際の注意点

自動車保険を乗り換える際の注意点

自動車保険を乗り換える前に、必ず知っておいていただきたい注意点が3つあります。

特に一つ目の注意点を守らないと、思わぬ損をしてしまう可能性があるため要チェック。

  • 保険解約日と保険開始日の間に空白の期間が生まれないようにする
  • 安さを重視すぎて補償が手薄になっていないか要確認
  • 複数社の見積もりを必ずとる

保険解約日と保険開始日の間に空白の期間が生まれないようにする

保険解約日と保険開始日の間に空白の期間が生まれてしまうと、そのタイミングで起きてしまった事故・トラブルに対する補償が受けられなくなってしまいます。

たとえ、空白期間が1日であっても事故を起こさない/巻き込まれない保証はありません。必ず、自動車保険に加入していない期間が生じないよう保険開始日を調整しましょう。

安さを重視すぎて補償が手薄になっていないか要確認

保険料の安さはたしかに大切です。

しかし、安心のために加入している自動車保険で補償が手薄になりすぎていては本末転倒というもの。

特に、運転機会が多い人はその分事故に遭遇するリスクも高くなります。乗り換え先の保険を契約する前に、今一度「補償内容は十分かどうか」を確認するようにしましょう。

複数社で相見積もりをとる

見積もりをとるのは面倒だからという理由で、相見積もりを取らないと保険料で損してしまう可能性があります。

相見積もりをとるのは少々手間がかかります。

しかし、自動車保険の乗り換え後に、乗り換え先の保険よりも内容・価格ともに優れた保険を見つけてしまったとしたらどうでしょうか。

「あのときしっかり見積もりをとっておけばよかった」と後悔してしまうはずです。そうならないためにも、自動車保険を選ぶ際は「相見積もり」をとるのがおすすめです。

自動車保険の乗り換えが気まずいときの対処法

最後に補足として「自動車保険を乗り換える場合って担当の人と気まずくならないの?」という疑問に解答していきます。

たしかに、対面型の自動車保険に加入していて「解約したい旨」を伝えるのは少々気がひけますよね。ただ、せっかく良い乗り換え先の保険を見つけたのであれば、乗り換えしないのは勿体ありません。

そもそも、解約手続きの申し出をするのはカスタマーセンターや代理店なので直接担当者に解約を伝える必要はないので安心してください

親しい間柄の人が担当についているなどの理由が無い限り「きっぱり」乗り換えすることをおすすめします。

また、解約を伝える際は、

  • 他社の方が保険料や補償内容が優れているため自動車保険の乗り換えを決めたこと。
  • 乗り換えのために契約更新をしないor解約をすること

の2点を代理店または加入保険会社のカスタマーセンターへ連絡しましょう。

もし乗り換え時の気まずさが苦手な場合は、乗り換え先の自動車保険を「ウェブ上で解約手続きができるもの」にしておくことを推奨します。

おすすめの自動車保険はこちら

まとめ

今回は、自動車保険の乗り換え方法やおすすめのタイミング、注意点を解説しました。

自動車保険の見直し・乗り換えは節約の観点でも非常に有効な手段のひとつです。

現在加入している自動車保険の保険料に不満がある方は、この機会に自動車保険の見直しをして乗り換え検討をしてみましょう。

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みんかぶ編集室

資産形成メディア「みんかぶ」を中心に、金融商品の記事の執筆を行っています。資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。

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