自動車保険を乗り換えるには「解約」と「新規契約」が必要で、いくつか手続きを踏む必要があります。
そこで今回は、自動車保険の乗り換え方法やいつ乗り換えるのがおすすめなのかなど、乗り換えを検討している方が気になるポイントを解説します。
- 途中解約より「満期時」の乗り換えが損しにくい
- 手続きは4ステップ、書類は3点だけ
- 空白期間ゼロで進めるのが乗り換え成功のカギ
そんな疑問についても解答しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自動車保険を乗り換えるのにおすすめのタイミング

自動車保険の乗り換えをするなら、現在加入している自動車保険が「満期」を迎えるタイミングがおすすめ。
理由
- 戻り率が高い解約返戻金となるから
- 等級が上がるタイミングで損しないから
途中解約をすると、すでに支払った保険料と今後の保険料、両方の面でマイナスの影響が生じます。
ですから、基本的には「満期時」での乗り換えがおすすめです。
自動車保険を乗り換える3つのメリット

自動車保険を乗り換えるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
メリットがはっきりしないと、なかなか乗り換える気にはなりませんよね。
自動車保険を乗り換える3つのメリット
- 自動車保険料が割安となる可能性がある
- 自分にとって必要な補償内容の保険を改めて確認出来る
- 新規見積もり・契約キャンペーンがある場合もある
自動車保険料が安くなる可能性がある
1番大きなメリットは、自動車保険を乗り換えることで「保険料が安くなる可能性がある」点です。保険料が今よりも安くなれば、それだけ家計に余裕が生まれます。
例えば、自動車保険Aの保険料が年間5万円程度、乗り換え先の保険料が3万円程度だった場合「年間2万円」節約できますね。これが10年続けば、20万円ほど固定費を浮かせることができます。
見直しによって保険料が安くなった場合
| 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | |
|---|---|---|---|---|
| 節約できる金額 | 2万円 | 6万円 | 10万円 | 20万円 |
自分にとって必要な補償内容の保険を改めて確認できる
補償や特約が多くて保険料が割高な場合だけでなく、「今必要な補償・特約が不足している場合」でも乗り換えをするメリットがあります。
特に、ライフスタイルが変わり「子供を乗せるようになった」「運転者が増えた」などの場合には、補償を手厚くしておきたいと思うはず。
ただ、「今のライフスタイルにあった補償内容がどれか分からない…」という方もいると思います。
そんなときは、「一括見積もり+専門家に相談」がおすすめ。
保険のプロに無料で相談できるので、補償内容を見直したいのか、とにかく保険料を抑えたいのかなど、要望を伝えながら見積もりを出してもらうことができます。
保険のプロに無料で相談できるので、補償内容を見直したいか保険料を抑えたいかなど、要望を伝えながら見積もりを取れます。
新規見積もり・契約キャンペーンを実施している場合もある
必ずあるわけではありませんが、乗り換え先の損害保険会社が「新規見積もり・契約キャンペーン」を行っている場合もあります。
ギフトカードやドライブレコーダーなどの特典がつく場合もあり、非常にお得です。保険料も割安になり、そのうえ特典までもらえたら「一石二鳥」ですよね。
自動車保険を乗り換えるデメリットはある?

自動車保険の乗り換えにはメリットが多くありますが、闇雲に乗り換えをすればよいかと聞かれれば答えは「NO」です。
なぜなら、相見積もりを取ったり現在の契約内容を確認せずに乗り換えると、損をする可能性があるからです。
この章では、乗り換え前に知っておきたいデメリットを解説します。
解約返戻金が支払った保険金額を下回ってしまう
現在契約している保険を途中解約する場合、「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」をもらえる可能性があります。
満期前に解約をする場合に返金される「支払った保険料の一部」のこと。
しかし、解約返戻金は、未経過の保険期間分の保険料全額が返ってくるわけではありません。
解約返戻金は以下の計算式(簡易的なもの)で決められるため、基本的に支払った保険料を少し下回った金額になってしまいます。
①年間保険料×(1-短期率)=解約返戻金額
②年間保険料×(1-未経過期間/12)=解約返戻金
短期率(短期料率)とは、保険会社ごとに決められた係数のことで、経過期間が長くなるほど高く設定されています。
短期率の例(※当社調べ)

解約返戻金がない自動車保険もあるため、「満期まで待つべきか、途中解約すべきか」を事前に計算しておきましょう。
等級が上がるタイミングが不利になってしまう
途中解約すると、等級が上がるタイミングが1年分遅くなります。
等級は保険料を決める重要な要素の一つ。1等級だけでも保険料に数%の差が生まれてしまいます。
例:楽天損保 ドライブアシスト くるまの保険の場合

等級の観点からも、自動車保険を乗り換えるのであれば「満期」まで待つことがおすすめです。
ただ、今契約している自動車保険の保険料が高すぎる場合には、今すぐ乗り換えた方がお得なケースもありますので、まずは「安くなる金額」と「損してしまう金額」を計算するようにしましょう。
自動車保険の乗り換え方法【4ステップで簡単完了】

そんなイメージを持っている方も多いですが、意外にも乗り換え自体は簡単です。
手間がかかるとすれば、乗り換え先を選ぶときくらいです。
- 乗り換え先の自動車保険(保険会社)を決める
- 乗り換え先の保険会社へ新規契約をしたい旨を連絡する
- 加入している保険会社へ「解約」の連絡をする
- 解約・新規契約の必要手続きを済ませて完了
乗り換え先を保険のプロと相談しながら決めたい方は「保険一括見積もり」を、自分でじっくり調べて選びたい方には「自動車保険の見直し方」の記事がおすすめです。
自動車保険の乗り換え時に必要な書類
スムーズに乗り換えを進めるために、必要な書類を把握しておきましょう。
乗り換え時に必要になる書類
- 契約中の自動車保険の保険証券
- 車検証
- 運転免許証
これらは、乗り換え先の自動車保険を契約する時に必要になります。
乗り換え先の自動車保険を上手に選ぶポイント
一括見積もりで乗り換え先を探す人も、自分でコツコツ調べながら乗り換え先を決めようとしている人も「自動車保険の上手な選び方」は知っておいて損はないはず。
自動車保険を上手に選びたい場合は、このようなポイントに注目するのがおすすめです。
- 保険料の安さ
- 対人・対物の賠償保険の補償内容
- 車両保険の有無
- 事故・トラブル対応の評判
- 通販(ダイレクト)型か代理店型か
特に「事故・トラブル対応の評判」は、万が一のときの安心感に直結しますから、しっかり調べておきたいポイントです。
また、ほとんど同じ補償内容であっても自動車保険ごとに保険料が異なる可能性があるため、相見積もりは必ずとるよう心がけましょう。
自動車保険を乗り換える際の注意点

自動車保険を乗り換える前に、必ず押さえておきたい注意点が3つあります。
- 保険解約日と保険開始日の間に空白の期間が生まれないようにする
- 安さを重視すぎて補償が手薄になっていないか要確認
- 複数社の見積もりを必ずとる
保険解約日と保険開始日の間に空白の期間が生まれないようにする
保険解約日と保険開始日の間に空白の期間が生まれてしまうと、そのタイミングで起きてしまった事故・トラブルに対する補償が受けられなくなってしまいます。
たとえ、空白期間が1日であっても、事故を起こさない・巻き込まれないという保証はありません。必ず、自動車保険に加入していない期間が生じないよう、保険開始日を調整しましょう。
安さを重視すぎて補償が手薄になっていないか要確認
保険料の安さはたしかに大切です。
しかし、安心のために入る保険なのに補償が手薄では、本末転倒です。
特に、運転機会が多い人はその分事故に遭遇するリスクも高くなります。乗り換え先の保険を契約する前に、今一度「補償内容は十分かどうか」を確認するようにしましょう。
複数社で相見積もりをとる
面倒だからと相見積もりを省略すると、保険料で損をしてしまう可能性があります。
相見積もりをとるのは少々手間がかかります。しかし、乗り換えてから「もっと条件のいい保険があった」と気づいたらどうでしょうか。
「あのときしっかり見積もりをとっておけばよかった」と後悔してしまうはずです。そうならないためにも、自動車保険を選ぶ際は「相見積もり」をとるのがおすすめです。
自動車保険の乗り換えが気まずいときの対処法
たしかに、対面型の自動車保険に加入していて「解約したい旨」を伝えるのは少々気がひけますよね。ただ、せっかく良い乗り換え先の保険を見つけたのであれば、乗り換えないのはもったいないです。
そもそも、解約手続きの申し出をするのはカスタマーセンターや代理店なので、直接担当者に解約を伝える必要はありません。
親しい間柄の人が担当についているなどの理由が無い限り、キッパリと乗り換えすることをおすすめします。
また、解約を伝える際は、
- 他社の方が保険料や補償内容が優れているため自動車保険の乗り換えを決めたこと。
- 乗り換えのために契約更新をしないor解約をすること
この2点を、代理店または加入保険会社のカスタマーセンターへ連絡しましょう。
もし乗り換え時の気まずさが苦手な場合は、乗り換え先を「ネットで解約手続きができる保険会社」にしておくのがおすすめです。
まとめ
今回は、自動車保険の乗り換え方法やおすすめのタイミング、注意点を解説しました。自動車保険の見直し・乗り換えは節約の観点でも非常に有効な手段のひとつです。
加入している保険料に不満がある方は、この機会にぜひ自動車保険の乗り換えを検討をしてみましょう。